RYUKYU SOCCER PRESS

新スポーツダイレクターに前鳥栖社長の竹原稔氏。喜名哲裕元監督はダイレクター補佐に就任

 

FC琉球は17日、八重瀬町スポーツ観光交流施設でチーム強化に関する記者会見を行った。

会見には琉球フットボールクラブ株式会社の代表取締役である倉林啓士郎社長と、今回新しく強化部のスポーツダイレクターに就任した竹原稔氏、そして先に発表されていたが元琉球監督である喜名哲裕アカデミーアドバイザー兼スポーツダイレクター補佐が出席した。

会見で倉林社長は「沖縄のJクラブとしてやることは変わらない。来年20周年を迎えるうえであらためて新たな琉球を見せたい。J2に昇格して再びJ1を目指すための体制をつくるために強化していく」と話し、その上で「竹原さんは地方クラブのサガン鳥栖をJ1常連のチームにし、育成の部分でも手腕を振るっている。経験やネットワークをトップならびにアカデミーで出してほしい」と期待感を示した。

前任者の廣崎圭副社長からバトンを受けた竹原スポーツダイレクターは「優勝してJ2昇格を成し遂げたいという意気込みで沖縄に来た。サガン鳥栖では様々なトライとチャレンジをして数多く学んだことがある。それを琉球に最大限還元していきたい。また育成に関しては喜名さんと一緒になって沖縄から日本代表、そこから世界に羽ばたく選手を生み出す基礎をしっかり作っていきたいし、それに伴う結果を出していきたい」と語った。続けて「サッカーを言語化することに注力したい。戦うということはなんなのか。戦うことがどういう言葉で統一言語させるのかというところをしっかり監督とともに築き上げていくことが勝利につながると思っている」と、プレーの意図や狙いを言葉にできることの重要性を示した。

琉球の元監督である喜名哲裕アカデミーアドバイザー兼スポーツダイレクター補佐は「今シーズンの成績において重く責任を感じている。その中で倉林社長からお話をいただき、いろいろ迷ったが沖縄の地にあるFC琉球をさらに強くし、魅力あるチームになるために少しでもサポートできればと思い決断した。自分としては、竹原スポーツダイレクターと倉貫(一毅)監督、コーチ・スタッフ、そしてアカデミーのスタッフを最大限にサポートして、みんなでひとつになり、より良いクラブを築き上げたいと思っている」と意気込みを語った。

 

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