コラム:ピースタこけら落とし記念 ヴィシュラン(2024.10月)~ViSta(ヴィスタ)が薦めるピースタでの試合前後のプチグルメガイド~
長崎市中心部の巨大プロジェクト「長崎スタジアムシティプロジェクト」の中核施設である「ピース・スタジアム Connected by SoftBank」。10月6日、そのピースタがついてに開業する。おそらくスタジアムは満員だろう。県外からも多くの方が来るだろう。というわけで、ご近所の美味しいお店などを軽く紹介しようという本企画。
本来ならばスタジアムシティ内のお店を紹介すべきだが、こちらはまったく体験できていないので、ピースタを除くその周辺ということで書いてみたい。スタジアムシティ内のお店は、機会があれば・・という感じである。ちなみに一切のステマはない。個人の好きで選んだ店である。なお、「ちゃんぽん・皿うどん」については長崎県民ならみんな心の中に「マイフェイバリット店」を持っているので名を挙げるのは避けておく。
まず、お勧めしたいグルメが「ぶたまん」だ。昭和の時代まで長崎市でお父さんの夜の土産と言えば、「桃太呂のぶたまん」と「宝雲亭か雲龍亭の一口餃子」である。どちらもいわゆるB級グルメだが実にうまい。この内、「桃太呂のぶたまん」は長崎駅構内に支店があり、熱々を持ち帰りで買うことができる。餃子については思案橋まで移動する必要があるので今回は軽く扱うだけとしたい。
あと長崎と言えば海産物だ。極論として言えば、長崎の場合はスーパーや回転寿司でも他県の刺身を凌駕する。大抵の居酒屋に行って「今日のおすすめ」を注文すれば失敗はない。長崎駅前の「大庄水産」などのチェーン店でも普通に美味い。
そんな中でも居酒屋のお勧めを挙げるとすれば、思案橋に本店のある名店の「魚たつ」が駅前近くの五島町にも出した支店「魚菜創作ダイニング 魚たつ 五島海山」あたりだろうか。また、店名に「亜紗」と入っている居酒屋は、長崎では鉄板というか外れなしの店。個人的には出島の「出島亜紗」が好きである。
寿司は浜口町の「割烹さくらい」などのレベルが高いが、長崎駅周辺だとホテルヒルトンの「瓊鶴海(たまつるみ)」はお値段高めでも強烈。地元産の魚を使っており地元に住む私でも文字どおり舌を巻くレベルだ。あと長崎では鉄火巻にマグロでなくヒラスを使うことも多く、それは白鉄火などと呼ばれることも。白身でも鮮度が高いのでコリコリした食感が実に素敵である。
魚とくれば肉である。長崎和牛である。長崎和牛となれば、長崎市の焼き肉屋でトップレベルを誇る浜口の「いせ家」。ここはピースタから徒歩圏内だ。
浜口周辺は他にも「セナトリア」や「Le Ali」など素敵なイタリアンも多い。出島や思案橋でまで行けば上質なラムを食べさせてくれる「DOT. LAMB Dining」とその2号店とも言える「Lamb D」もある。
またピースタにも出店している「老李」は、もとは水餃子で名が知れたお店である。長崎駅近くにも支店があるのでこちらもお勧め。五目炒飯は絶品で、私はよく老李の思案橋店に元V・ファーレンの田上渉さんや神崎大輔さんと行っている。
これ以外にも範囲を広げれば思案橋の居酒屋「梅家」や「かにや」のおにぎり、きしめんの「川瀬」、長崎駅前の焼鳥「こう庵」、カツなら長崎県民のソウルフード「濱かつ」以外にも新地中華街湊公園近くの「勝鹿」、勝山町の「とんかつ グランドゥ ルカン」。トルコライスならオーソドックスに浜の町の「つる茶ん」か、スタジアムシティにも出店している「ビストロボルドー」あたりでどうぞ。
ちょっと落ちついた感じなら新大工町の和風居酒屋「朱欒(ざぼん)」、思案橋でおでんの「桃若」。同じく思案橋の「一二三亭」で「おじや」を食べるのも手だろう。浜の町の「大衆割烹 安楽子」は刺身の美味さが段違いだが常連客が多いので予約必須。
他にも長崎最強のハンバーグ「いまみち」やら長崎最強の馬刺し「四季亭」など、大量にお勧めする店はあるのだけど、本当にキリがないのでこの程度にしておく。
以上、甚だ簡単ではるが、長崎の食を味わっていただければ幸いである。
reported by 藤原裕久