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【トピックス】電撃人事!V・ファーレン長崎が社長を交代。髙田旭人会長が社長に就任し、高木琢也元監督が取締役としてクラブに復帰

12月7日、V・ファーレン長崎は今年3月に代表取締役社長に就任した岩下英樹社長が退任し、V・ファーレン長崎の代表取締役会長で、ジャパネットホールディングス社長兼CEOの髙田旭人氏が来年度から社長に就任することを発表。あわせて2013シーズンから2018シーズンまでチームの指揮を執った高木琢也氏が、取締役としてフロント入りすることが発表された。

退任が発表された岩下英樹社長

ジャパネットグループはV・ファーレン長崎の運営を引き継いだ2017年に、グループ創業者の髙田明氏をV・ファーレン長崎の社長として派遣。2020年には旭人会長の実姉である髙田春奈氏が後任の社長に就任したものの、春奈氏は2022年に社長を退任。組織再編されたジャパネットグループ内の『スポーツ・地域創生事業』のトップに就任した岩下英樹社長が、今年3月から社長職に就いていた。

2023シーズンから社長に就任する髙田旭人氏

クラブは、グループ内の組織再編から1年が経ったこと、来年にはサッカー専用スタジアム・アリーナ・ホテルを中心とした『長崎スタジアムシティプロジェクト』が完成予定であることから、岩下社長を地域創生事業へ傾注させる方針を検討。同時にクラブ組織を明確化すべく、ジャパネットグループトップである旭人氏の社長に就任を決定した。

長崎のJ2初年度から6シーズンに渡って監督を務めていた高木監督は、大宮アルディージャやSC相模原の監督を歴任し、2022シーズンにSC相模原の監督を退任。今シーズン終了後に旭人社長と高木氏が連絡を取った際に一気に話が進み、高木氏のクラブ復帰が電撃的に決定した。

地元出身で多くの実績を残す高木氏に対して、受け入れに前向きだったクラブと、監督業に意欲を持ちながらも、クラブへの愛着が深く、地元への感謝の念を強く持っていた高木氏の希望が一致した格好だ。取締役となる高木氏は取締役 兼 C.R.O(クラブリレーションズオフィサー)として、クラブに関わるさまざまな業務担当していく予定だという。

reported by 藤原裕久

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