長崎サッカーマガジン「ViSta」

【トピックス】V・ファーレン長崎の鹿山拓真がカターレ富山へ期限付き移籍

24日、V・ファーレン長崎は鹿山拓真がJ3のカターレ富山へ期限付き移籍することを発表した。


長崎県出身の鹿山は、東海学園大学2年生の頃から長崎強化部がチェックしていた逸材で、大学在学中だった2018年の特別指定を経て、2019年にV・ファーレン長崎に正式加入。南山高校時代までFWだったため、守備に改善点を残してはいたものの、190cmの高さとスピードをあわせ持つ大器と期待されていた。

獲得当初はCBの基礎を含めて数年がかりでの育成も検討されていたが、クラブの体制変更に伴い、チームはJ2の中堅からJ1・もしくはJ2の優勝候補チームへと位置づけが変更。ミスが失点に直結するDFとして起用できる機会が減少し、昨シーズンの開幕前にはJ2クラブへの期限付き移籍も検討されていた。それでも右サイドバックとCBとしてプレーとしてリーグ14試合に出場していたが、今シーズンは江川湧清の台頭もあって、カップ戦要員にとどまっていた。

移籍先の富山は、昨シーズンの課題とされた守備を立て直して現在J3で首位。一層の守備のレベルアップが検討されていた。今期で一端、契約が満了する鹿山にとっては勝負の年ということで移籍が決定した。新天地での鹿山の活躍を期待したい。

reported by 藤原裕久

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ