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【トピックス】中島大嘉(国見高校)、コンサドーレ札幌加入記者会見「プレーでも言葉でも感謝を伝えていきたい」

9月1日、長崎県立国見高等学校で、北海道コンサドーレ札幌への来季加入が決定しているFW中島大嘉(普通科3年生)の来季加入記者会見が行われた。

会見には、中島の他、国見高校の山口朋之校長、サッカー部の木藤健太監督と内田利広総監督、北海道コンサドーレ札幌の竹林京介強化部長が出席。

冒頭、竹林強化部長が獲得のきっかけを「サイズ、スピード、ジャンプの高さ・・強化担当の者が一目惚れした」と説明し、「将来が楽しみな選手。われわれにとっても楽しみな選手なので、夢を後押ししたい」とコメント。

札幌の竹林強化部長(画像中央)

山口校長は「国見高校から直接プロ入りするのは十数年ぶりということで、頼もしく、同時に嬉しく思います。数日前に彼と話をしたんですが、両親も国見高校出身ということで、非常に国見高校に思い入れがあり、国見高校で結果を残したいと言っていました。自分の意見をしっかり持っている生徒なので、このまま成長いって欲しいと期待しています」と期待を語った。

国見高校の山口校長

ライバルとして「笑われると思うんですけど」と言いながら、ボルシア・ドルトムント所属のエルリング・ブラウト・ホーラン(ノルウェー代表)の名前をあげた中島に対して、内田総監督は「コンサドーレ札幌でポジションをつかんで、そこから世界へ羽ばたいて欲しい。私も国見高校の指導に関わって17年ほどたつんですが、彼は指導していて、そういう可能性を感じる選手だなと。子どもたちに夢を与えられる選手になってほしいと思います」とエールを送った。

国見高校サッカー部の内田総監督(画像左)

すでに札幌は中島選手を特別指定する手続きに入っているとのことで、木藤監督も「サッカー部としては戦力が抜ける形になるんですが、早く合流してプロのスピードに慣れさせてあげたいので、可能なかぎり札幌でプレーをさせたい」と札幌でのプレーを後押しする意向を示した。

国見高校サッカー部の木藤監督

国見高校在学中に世話になっている祖父母に対して、「毎日、ご飯の用意や洗濯をしてもらって、相当に甘えさせてもらっているので、言うのは恥ずかしいんですけど感謝しきれないくらい感謝しています」と語った中島は、「今までサポートしてくれたおかげでプロになれました。プレーでも言葉でも感謝を伝えていきたいと思います」とプロでの活躍を誓っていた。

reported by 藤原裕久

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