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【トピックス】『北関東総体2020』の中止が決定

26日、全国高等学校体育連盟(全国高体連)はウェブ会議による臨時理事会を行い、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、8月に群馬県を中心に開催予定だった全国高校総合体育大会『北関東総体2020』(インターハイ)の中止を決定した。

夏に強い日大は今年も全国への有力候補だった

インターハイの中止は史上初。全国高体連では大会の中止や無観客などの規模縮小も含めて検討していたという。だが北関東総体2020は、東京五輪の影響で東北から九州の21府県で分散しての開催を予定していたため、感染拡大のリスクもあり中止が決定した。

昨年のインターハイサッカー競技には、長崎日大高校が県高総体二連覇を達成して、長崎県代表としてインターハイへ出場。過去10年の大会で優勝2回、準優勝3回を誇り、夏に強い日大にとっては、全国へのチャンスが失われる残念な結果となってしまった。

昨年の高総体決勝戦で、長崎日大は創成館を破り大会2連覇を達成

全国高体連では、県高総体で部活を引退して高校受験に備える生徒が多いことに配慮し、本来5・6月に開催予定の県高総体を夏に開催するよう各県の高体連に提案するという。インターハイを全国で戦う道は閉ざされてしまったが、少しでも生徒たちの希望にそう形で開催されることを祈りたい。

reported by 藤原裕久

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