長崎サッカーマガジン「ViSta」

【アカデミーレポート】H30年度 県高校サッカー新人戦のベスト8が決定

19日に開幕し1回戦が行なわれた「平成30年度 長崎県新人体育大会(第53回)サッカー競技」は20日に2回戦を実施。佐世保市北部ふれあいスポーツ広場では「海星高校vs.島原商業」、「国見高校vs.佐世保工業」、「南山高校vs.創成館高校」などが行なわれ、最終的に長崎総合科学大学附属高校・国見高校・創成館高校・長崎日大学園・海星高校・諫早商業・瓊浦高校・鎮西学院がベスト8へ進出を決定した。

『海星高校vs.島原商業』
長崎市と島原半島をそれぞれ代表する名門、海星と島商の一戦は、互いに譲らぬこう着戦を展開。海星がやや優勢に攻めていくものの、互いの4バックを崩せぬまま0-0で延長戦へ突入。延長戦でも、島商のGK田浦志遠がファインセーブで海星に得点を許さず決着はPK戦へ。PK戦では後攻の海星が5人全員シュートを成功させ、GK宮本尚輝が島商5人目のシュートを好反応でストップ。海星高校がベスト8へ進出した。

『佐世保工業vs.国見高校』
続いて行なわれた佐世保工業と国見高校の一戦では、MF田坂玲央斗、FW野村尚功、MF安田正宗らを軸に国見高校が佐世保工業ゴールへ迫るが、佐世保工業も体を張った守備で凌いでMF中里琉雅、FW勝山泰雅を軸に反撃を展開。前半に国見が先制点を決めたあとも、最後まで粘りの守備は崩れなかった佐世保工業だが、最後まで国見から1点を奪うことができずに、国見が1-0でベスト8進出を決定。国見は意図した形での攻撃が多かっただけに、ミスを減らしていくことが課題となりそうだ。

『南山高校vs.創成館高校』
北部ふれあいスポーツ広場での最後の試合は、昨年の選手権県予選準優勝の南山と県1部リーグ連覇の創成館という一戦。試合は創成館ボールを支配するものの、南山のDF浦達章とDF下田健介がことごとく創成館の攻撃をはじき返していく展開が続く。創成館のFW田中瑛修も思うように突破できない時間が続く中、前がかりになった創成館の隙を逃さず、南山はカウンター点を奪取。完全に南山の狙いが的中し苦しい状況となった創成館だったが、徹底して攻撃を繰り返すことで後半に南山ゴールをこじ開けて同点とすることに成功。その後は互いに1点を奪えぬまま勝負はPK戦へ突入し、創成館が接戦の末に南山を振り切ることに成功した。

 

他の2回戦では大会の本命候補である長崎総科大附属が西海学園に6-1、昨年の高総体覇者である長崎日大が長崎東に11-0とそれぞれ大勝発進。県央の名門、諫早商業は猶興館に2-0で勝利し、鎮西学院も長崎明誠高校に2-0で勝利。V・ファーレン長崎OBの井筒和之監督率いる佐世保実業は瓊浦高校と対戦し、延長前半に先制点を奪うも、延長後半に大村工業に同点弾を許しPK戦で敗退し、瓊浦がベスト8進出に進出した。

準々決勝は今週末の1月26日(大村市古賀島スポーツ広場A/百花台公園サッカー場)、準決勝と決勝戦は1月27日(大村市古賀島スポーツ広場A・B)で行なわれる。

reported by 藤原裕久

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ