kumamoto Football Journal

【練習場だより】約6週後の開幕に向け、2025年の全体練習スタート。大木武監督、古長谷千博選手、上村周平選手コメント

 ロアッソ熊本は7日、県民総合運動公園で全体練習をスタートさせた。初日から2部練習で、9時半ごろにスタートした午前練習では、約70名ほどのサポーターが見守る中、選手たちはアカデミースタッフも参加した円陣で練習を開始。全員でのボール回しに始まり、狭いグリッドでの3対1の後は、ピッチ全体を使ったセッションに入り、クロス対応からのフィードと、それに合わせたラインアップを意識したメニューを実施。単にラインを押し上げるだけでなく、相手にボールが渡って下げた場合に前線プレスのスイッチを入れることや、ラインコントロールをしながらも近い場所にいる相手選手も視野にとらえてしっかりマークし、カバーリングを意識することなどを強調しており、失点の多かった昨季の課題の克服につなげる意図も感じられた。

 開幕まで約6週間、徐々に負荷や強度を高めながら実戦形式へ移行していくが、まずは今週末の12日(日)に、熊本ユースとのトレーニングマッチを行う。

トレーニング開始前にコーンを並べる新任の岡本賢明コーチ。トップチームへの「復帰」

 

やけにスタッフが多いな、と思ったら、始動日とあってアカデミーのスタッフも勢揃い

 

筑波大から加入のFW半代将都。2桁得点を目標に掲げる

 

立教大から加入のMF小林慶太。昨日の加入会見で自身の性格について「真面目だと思う」と話していた通り、大木監督からの指示にも「ハイ」としっかり声に出して返事していた

 

東京ヴェルディから期限付き移籍での加入となったDF袴田裕太郎。足元もあって動ける上に点も取れるセンターバックとして、江﨑巧朗の抜けた穴を補うには充分の即戦力と言える

 

福島ユナイテッドから加入したFW塩浜遼。午前練習ではシュートのメニューはなかったが、その得点感覚やゴールへ向かう貪欲な姿勢は、今までの熊本ではあまり見られなかったタイプ

 

小柄ながらもセンス溢れるプレーが期待されるMF渡邉怜歩

 

ユース時代も含め、以前からトップチームの練習に参加していたMF飯星明良は、すでにチームに馴染んでそのプレーの特徴を周囲の選手が把握しているのも強みになりそう

 

昨季で引退して強化スタッフとなった伊東俊さん(右)もトレーニングの様子を見守った。藤原英晃ダイレクター(左)など、アカデミースタッフとも積極的にコミュニケーション

 

織田GMによれば、練習に参加した際、大﨑舜(左)を抑えた対人守備を見せたことも獲得につながったという長嶋志歩(右)。サイズもあって将来性十分

 

キックが武器だと自認するGK武者大夢。早速、鋭いフィードを何本も前線に通していた

 

大木監督が「今日は借りてきた猫みたいだった」と評したコーチ陣だが、ユースでの指導ぶりなどを見ていれば熱くなるのは間違いない。左から岡本賢明コーチ、田森大己コーチ、髙橋泰コーチ、谷井健二GKコーチ

 

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