kumamoto Football Journal

【TOPICS】秀岳館高校からJ3藤枝MYFCに2選手が加入。

20211216秀岳館会見

昨日、藤枝MYFCは秀岳館高校(八代市)から2選手の加入内定を発表。16日、MFのペドロ エンヒケ カンポス ダ  コスタ(写真右)とDFのカウアン ライア リマ(同左)の2選手と、現役時代は熊本でもプレーした藤枝MYFC強化部の大迫希氏、秀岳館高校の中川靜也理事長・校長とサッカー部の段原一詞監督が出席し、男女のサッカー部員およそ230人が見守る中、同校体育館で加入会見が行われた。

2人はともにブラジル出身で、寮生活を送りながら日本の文化や習慣、マナー等を学びながらサッカー部でプレー。段原監督はそれぞれの特徴を紹介したのち、「ブラジル国籍の若い選手が日本のプロリーグに進むことは、多様な価値観を持つ子どもたちが集い、国籍が違っても生きる力を養うという校長の教育の成果」と話し、ロアッソ熊本に加入したターレス、レオ ケンタに続く2年連続、さらに同校から13、14人目となるプロ輩出の背景を説明。

藤枝MYFCで今年から強化担当を務める大迫氏は、「須藤大輔監督が掲げる攻撃的なスタイルにフィットする選手をリサーチする中、11月中旬の練習参加やトレーニングマッチで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれただけでなく、最後まで残って練習する姿勢や人間性、クラブの目標であるJ3優勝とJ2昇格、さらには自分自身が上のカテゴリーに上がっていくという野心や向上心を評価した」と、獲得の理由を話した。森島康仁、谷澤達也、枝村匠馬、那須川将大というベテランの選手が今季で引退したことなどから年齢のバランスも考慮し、大卒新人4人に加えて、藤枝MYFCとして初めて高卒の新人を獲得するにいたったという。

2選手はそれぞれに中川校長や段原監督、サッカー部の友人らにお礼と感謝の言葉を述べた後、「攻撃の選手なので、ゴールやラストパスを見て欲しい。練習から頑張り、チームのやり方を理解して、1年目から試合に出たい」(ペドロ)、「ヘディングの強さやスピードをもっと高めたい」(カウアン)と決意表明。熊本のJ3優勝とJ2昇格に貢献した1学年先輩のターレス同様、J2昇格を目指す藤枝でJリーガーとしてのキャリアをスタートさせる。

 

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