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【TOPICS】広島・丹羽大輝選手が益城町の幼稚園で「Niwa Shiba Project(丹羽芝プロジェクト)」を実施。

丹羽芝プロジェクト

12日(火)、益城町安永のあじさい保育幼稚園(前田なるみ園長・園児約160人)で、サンフレッチェ広島のDF丹羽大輝選手が主宰する「Niwa Shiba Project(丹羽芝プロジェクト、以下NSP)が行われた。同園での実施は、2016年の熊本地震後以来、2年ぶり。

このNSP事業は、2011年の東日本大震災の後、丹羽選手が被災地の幼稚園や小学校を訪れ、子供達が安全に遊べるような環境づくりなどを目的に、園庭、校庭のグラウンド芝生化を進めようと始めたものだ。

丹羽芝プロジェクト

「最初はボールを寄贈する活動から始めたんですが、需要の変化に合わせて、園庭の芝生化に取り組むようになりました。1度行って終わるのではなく、グラウンドに芝生が根付くまで続けたいという思いで、岩手県の幼稚園1カ所と、熊本ではこの益城町のあじさい保育幼稚園で活動させてもらっています」と丹羽選手。

熊本地震が起きた2016年、当時所属していたガンバ大阪のチームメイトである野田裕喜選手と一美和也選手に声をかけ、特に被害の大きかった野田選手の地元である益城町の中から、あじさい保育幼稚園での実施が決まったとのこと。

2年前に最初の芝植えを行った後、昨年の夏までは園庭には芝生が広がっていたそうだが、2回目となる今回、ほぼ残っていなかった。それもやはり地震の影響。前田園長は次のようにその理由を明かす。

「最初に芝を植えていただいた2016年には芝生の上で運動会を開くこともできましたし、外部の方のイベントに園庭を使っていただくこともあって好評でした。昨年の夏も持っていたんですが、11月から今年の始めにかけて、ヒビの入った園舎の改修工事のために大きなダンプカーが出入りする時期があって、芝が傷んでしまいました。とても申し訳なく思っていたところ、今回またお話をいただいて。本当は芝の様子を見に来られるはずだったと思うんですが、また植えてくださるとのことで、とてもありがたく思っています」

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