【after:R】特別編 〜 歴史を作ったレジェンド競演。熊本地震復興支援マッチ 前座試合にOBたちが集結!
16日、「熊本地震復興支援マッチ」と銘打たれた明治安田生命J2リーグ第8節、松本山雅FC戦に先立ち、ピッチでは前座試合として過去に所属した元選手たちによるOB戦が行われました。
2005年のクラブ発足時のメンバーをはじめ、JFL、J2昇格後の初期に在籍した皆さんとの再会に、スタンドも大いに湧きました。
すでにサッカーから離れた人もいますが、今もサッカーに関わり、子ども達を指導する立場になった人が多くいます。
試合前後、試合の様子を写真でお届けするのと合わせ、試合前に話を聞けた方のコメントを紹介します。
MF #10 斉藤紀由さん
——おかえりなさい(笑)
ただいまっす!
——熊本は何年ぶりですか?
8年ぶりくらいですかね。それまでも来ようと思っていたんですけど、なかなか来れずで。僕も忙しく、病気(悪性リンパ腫)もしたりで(笑)、やっと来れたって感じですね。
——病気に関しては熊本からの支えもありました。
ありましたね、いっちばん。それがあって僕にパワーが注がれて、治ったのかなというのがあります。
——今は、お店(ユニオン)の他にどんな活動を?
今日も(前座マッチの)スポンサーをさせてもらっているんですけど、動画番組の「Footi!」も引き続き、ちょっと休止してた時期もあるんですけど、これからもっとサッカーにちなんだ動画の配信をしていこうというのは、いまやってます。
——熊本を離れて、チームをどう見ていましたか?
試合は毎回チェックしていますし、もうだいぶ入れ替わりもあって選手も代わりましたけど、常に気にかけているチームでもありますし。自分が所属していたというのもありますけど、やっぱりJ1に行って欲しいんで、可能性はあると思うんで、ぜひ上がって欲しいですね。
——今日はどんなプレーを?
今日は楽しく元気良く、それがいちばんじゃないですか? 僕もこういうチャリティマッチや前座マッチは何度か出させてもらいましたけど、楽しく、時には激しく、エンターテイメントも取り入れつつですね。しっかりと、サッカーは人に感動を与えられるスポーツでもありますしね、僕もやるからには100%以上の力を出してやりたいなと。今回は特に(笑)。
MF #7 松岡康暢さん
——ヤスくんお帰りなさい(笑)。久々のKKのピッチです。
ただいまです。もう、家に帰ってきたなぁというひと言ですね。芝生もすごく綺麗ですし、天候も最高で。選手を見ても、赤チーム、白チーム、両方とも知り合いばかりで、今も雑談中だったんですけど、試合前から楽しみですね。
——今の主な活動は?
福岡でサッカースクールをやることになって、サンクタス久留米というスクールを立ち上げました。ラテン語で「虹」という意味なんですけど、僕も選手時代、なかなか怪我も多かったですし、試合に出られない悔しい思いもしてきたので、そういう厳しさとか、なんかこう、雨みたいなものを乗り越えた先に「虹をかけたいな」という、光を、輝きを放てるようにという意味をこめて、ラテン語の「虹」という言葉をつけたんですよ。
——それから、もうひとつありますよね?
そうなんですよ、フランス発祥の「ジョーキーボール」というスポーツがあって、皆さん、スカッシュみたいなことを言われるんですけど、僕の感覚ではゲームセンターにあるエアホッケーみたいな。壁に当ててパンパーンと入れたりとか、前も後ろも右も左も、天井も囲われた中でやるんですけど。直線のシュートだったら相手にも読まれるので、わざと壁に当てたり。
——狭い室内でやるサッカーみたいなスポーツなんですね?
そうです、それで6月にローマでそれのワールドカップがあるんですけど、そこに日本代表として、僕の仲間と一緒に出てきます。
——ということは、そこに「前所属:ロアッソ熊本」と出る?
それはー、出してもらいましょう(笑)。でもプロフィールとかにも書いているんで。
——ワールドカップなんだ。
行ってきます。この年でサッカーからも引退して、自分が選手として日本代表になる機会なんてあると思ってなかったんですけど、これも1つのチャンスやなと思ってます。
——今日はどんなプレーをしたいですか?
今日はまぁ、一緒にやってきたメンバーがたくさんいるんで、コミュニケーションをしっかり取りながら、パスワークだったりとか、息のあったプレーで見ている人に「面白いな」と思ってもらえるプレーを作っていきたいですね。