【きち日記】岡崎慎司と長谷部誠のラストマッチ+ブンデスリーガとスイスリーグの最終節を取材行脚
▼ リーグ最終節で各地へ
リーグ最終節は特別な空気がある。シーズン最後まで順位や個人タイトルをかけた戦いがあり、そしてクラブと別れていく選手がいる。
元日本代表の岡崎慎司と長谷部誠が今季限りで現役を引退することになった。二人の試合が連日で開催というのもなんだか感慨深い。
時代の寵児が駆け抜けた足跡には様々な教えが刻まれている。選手として、人として、成長するためには何が大切なのか、そのためにどのように礎を築けばいいのか。二人のこれまでを振り返れば振り返るほど、「やっぱりそうだよなぁ」と思わせるものであふれている。
そんな二人について僕も山ほど思うことがある。それだけに様々な媒体でコラムをたくさん書かせてもらえたのは本当にありがたいことだった。
改めてここでまとめてアップしておこうと思う。どのコラムにも学びがある。僕も何度も読み直したい。
お互いを「ハセさん」「オカちゃん」と呼び合う盟友である2人は、自身の引退とどのように向き合い、それぞれの現役時代をどのように評価したのか。
お互いの声をまとめました。
サッカーへの思いは、どんな困難にも立ち向かう気概は、どちらも最高レベルに熱かった。https://t.co/7bnjN336ww pic.twitter.com/ViP3ZqK8pk
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者/サッカーライター (@kichinosuken) May 22, 2024
「会見はドイツ語だけで」と発表された時は流石にショックでしたが、即座に対応に動いてくれた長谷部選手の気配りにはほんと心から大感謝です!
思わず「え?日本語でやってくれるんですか?」って声出ちゃいました。
穏やかな口調で丁寧な対応に感謝
最後まで紳士でした😊https://t.co/c68OOSUPQF
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者/サッカーライター (@kichinosuken) May 20, 2024
岡崎慎司選手同様、長谷部誠選手も家族の大切さを伝えてくれました。
海外で家族で生活基盤を築くのは本当に大変ですから。家族みんなが居心地良くないとうまくいかない。
ピッチからはわからないいろんなこともあったはず。すごいことです。
心からリスペクト!!https://t.co/C4ECtvDKVw
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者/サッカーライター (@kichinosuken) May 20, 2024
「高校時代《プロジェクトX》を毎週見るっていうのがあったんですよ。成功するためのストーリーをカッコいいって僕は思ってました。身近でも泥臭く戦う選手の姿を見て、やっぱりこういう生き方がいいな、人間臭いところが好きだなっていう自分なりの感覚があったんです」https://t.co/8YTKX7tvnS
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者/サッカーライター (@kichinosuken) May 20, 2024
岡崎慎司が現役引退…
“俺ならもっとできる”第2の人生への野望「選手だった時を壊す」【コラム】💬「今日やってても、もっと上に行けるようなプレーができてないなって思った。はっきりともう、終わりだなって思いますね」
【取材・文|中野吉之伴】#岡崎慎司 #STVV https://t.co/vU5uxuEqSo
— FOOTBALL ZONE (@zonewebofficial) May 20, 2024
【現地発コラム】
地元記者もリスペクト…サッカー海外組日本人選手のお手本となった会見 元日本代表FWが称賛「誇らしい」#長谷部誠 https://t.co/w9QFuU31HL— FOOTBALL ZONE (@zonewebofficial) May 24, 2024
岡崎慎司は「背伸びしない」 デメリットをメリットに変えた“光”を見出す力【コラム】 [Football ZONE WEB] https://t.co/lULXWiOsjf
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者/サッカーライター (@kichinosuken) May 24, 2024
ドイツで現役引退…40歳長谷部誠が享受したもの 一握りの選手に与えられた恩恵「感謝しています」【現地発コラム】 [Football ZONE WEB] https://t.co/6f5dv2PQ1N
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者/サッカーライター (@kichinosuken) May 24, 2024
長谷部はよく選手としての、チームとしての心構えや意識の持ちように言及していた。
やろうとしているだけじゃダメだぞというメッセージを送っていた。若い選手は試合となると自分のことで手いっぱいになる。やるべきことを認識して取り組もうとするかが肝心なのだ、と。
https://t.co/212t0I6GRO— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者/サッカーライター (@kichinosuken) May 29, 2024
「守備的な選手を取り上げた記事はパッとしないものが少なくない。本来求められている役割でもないのに「○○フル出場も無得点」とか、「△△完封勝利に貢献」みたいなあいまいな表現でまとめられておしまい。でもそれってあまりに扱い方がぞんざいじゃないだろうか」https://t.co/85KwfERq6P
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者/サッカーライター (@kichinosuken) June 6, 2024
岡崎慎司さん記事×3の第一弾です!
「さまざまな紆余曲折があった。その中で勝ち得た知見は大きな価値があるものばかり。
『サッカーって勝たないと自信も生まれないし、結束も生まれない。でも勝たずしてそうしたものを生み出せるかどうかが大事だと思う』と話してくれた」https://t.co/YJsErpEKk5
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者/サッカーライター (@kichinosuken) May 27, 2024
「何かがダメになったり、自分を否定されたとき『今は我慢だ。でもこの我慢の時期を乗り越えたら、ここまで絶対いける!』って自分を信じられるかどうかということ。立ち上がるためにはそういうとこが大事になってくる」
岡崎慎司選手からの力強いメッセージ!https://t.co/tHNWN3IANa
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者/サッカーライター (@kichinosuken) June 3, 2024
自分の生き方は結構不器用だと思うけど、もし誰かの参考になるなら嬉しいです。 https://t.co/O3j0VgQNlX
— Shinji Okazaki (@okazakiofficial) June 10, 2024
▼ 入れ替え戦の怖さ
リーグ終盤は何かが起こる。毎年のように、各国リーグ戦では思いもよらない結末が待ち構えている。スポーツは筋書きのないドラマとよく言われるし、サッカーは試合終了のホイッスルが吹かれるまで、あらゆることが起こるとみんなが口にする。
だからみんな不運の風に吹かれないように気を付けているし、油断なんて誰だってしようとはしていないけど、でも「いくらなんでもそれはないだろう?」ということが起きては僕らを驚かせる。
今季のブンデスリーガでいえば、ボーフムとデュッセルドルフとの入れ替え戦がそうだった。
現地取材に駆け付けていた僕は、ボーフムの逆転がないわけではないと同業者と一緒に話をしていた。
「前半1-0で終わればボーフムはまだまだチャンスがある。後半3-2にしたらスタジアムの空気は一気に変わる。そうなるとデュッセルドルフは持ちこたえられないかもしれない。今季のデュッセルドルフは崩れたときに持ちこたえることができない試合が少なくはない」
そんな可能性を指摘してはいたけど、だからといってそのためにはボーフムのパフォーマンスがバイエルンを下したときのように最高レベルになっていなければならないし、デュッセルドルフのパフォーマンスがそれに飲み込まれ程不安定でなければならない。ホーム50000人強の応援を受けての試合となれば、さすがにそんなことはないのではないかと思うのが普通だ。
でも、起こった。
サッカーは時に驚くほど残酷で、時に驚くほど爽快だ。だから僕らはこれほどまでに魅了されてしまうのだろう。どれだけのことが起こっても、いつでも次に向かって続いていく。
さて、次ページでは5月の取材を写真とともに振り返る。現場の雰囲気を感じていただきたい。
今月残りと来月は現在ドイツで開催中のヨーロッパ選手権を取り上げていきたいと思う。各地での熱戦の模様はここフッスバルラボでも取り上げていきたい。
無事にトーナメントパスの申請がおり、グループリーグでは明日のオーストリア対ポーランド(ベルリン)、明後日のベルギー対ルーマニア(ケルン)、6月25日にはオーストリア対オランダ(ベルリン)、そして26日(ウクライナ対ベルギー)の4戦に足を運ぶ。スタジアムだけではなく、パブリックビューイングや町の様子も併せてお届けしようと思う。
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