中野吉之伴フッスバルラボ

【ゆきラボ】ドイツの学校ではパーティー券が売られている/後半はお土産の話・続き

こんにちは!早いものでもう2月ですね。今週のゆきラボはまず次男の学校の話題から。

「ママ、3ユーロちょうだい。今度学校でパーティーがあるから。チケット3ユーロなの」

パーティー券、と聞いて心がざわっとするのは私だけでしょうか……ただ、ドイツの学校ではこのパーティーの開催も、パーティー券の販売もよくあることです。頻度にして年に1~2度程度でしょうか。主催者は生徒会だったり、生徒有志だったり。会場は学校のホールなどが充てられます。

パーティーの入場券と、会場内での飲み物や軽食の販売が収益となり、子どもたちの課外活動の経費などに充てられます。例えば、AGの活動費。日本に比べて、ドイツの学校のクラブ活動であるAGは、それほど盛んではないイメージがありますが、地域差や学校による熱の入れ方にはかなりの差があります。当然、予算のつけ方にも開きがあります。

(↓AGについて書いた過去記事です。無料で読めますのでよろしければどうぞ)

【コラム】サッカー、英語、ガーデニングから自転車修理まで。ドイツ流クラブ活動“AG”の話。

他校のAGと交流したり、スポーツ系のAGが試合を行ったり、文化系のAGが発表会を開催したりすれば、当然費用もかかります。パーティー券の収入は、例えばそんなAGの活動資金に充てられたりします。明朗会計、収益の金額も使途もはっきりしており、もちろんノルマもキックバックもありませんよー!誰とは言いませんが、見習って頂きたいものです。

▼必要なお金は自分たちで生み出す、という感覚

お金が必要なら、必要な金額を関係者で頭割りして集金する、という方法もありますよね。現に、次男が以前いた学校の保護者会では、役員がなかなか決まらず、クラスで参加する予定だった学校のバザーの係にも手が挙がらず、結局1家庭当たり20ユーロを徴収してクラスの会計に充てることで全員が納得して終了、と相成ったことがあります。「手間と時間をお金で解決」と口にしてしまうとなんともドライな感じになりますが、当時はまだ2021年。コロナ禍のまだまだ先行きが見通せず、みんなの心に余裕がない状況では、無難な判断でした。

(↓その時の経緯を書いたコラム。無料でお読みいただけます)

【無料コラム】楽しいことも余裕がなければ続かない。古き良き伝統が復活するにはもう少しかかるかも

その時と比べると、ただ必要な経費を集めるだけではなく、「何か楽しいことや価値があることを作り出して、それに対してお金を払ってもらう」という考え方は、手間も時間も気持ちのゆとりも必要だけれど、とてもクリエイティブで前向きな取り組みだなと思います。

ちなみにパーティーで何をするかというと

・テーマを決めてドレスコードに合わせた服装で集まって楽しむ
・音楽のセンスのある生徒がライブやDJを披露(時には生徒のお兄さんお姉さん親戚が駆り出されたりも)
・大人数でないとできないゲームを企画して楽しむ

などなど、内容的にも極めて健全です。

個人的には大人数でわいわいやるノリが苦手なので、自分が中高生の時だったらそんな陽キャなイベントには行っていなかっただろうな……と思いますが、息子たちは楽しそうです。

さて、後半は先回に続いて、ドイツのお土産やプレゼントの話について書きます。

(残り 2207文字/全文: 3568文字)

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