【現地取材】入れ替え戦に回ることになったシュツットガルト。監督交代で見られたポジティブな変化。入れ替え戦モードにうまく入れるか?

※ フットボリスタより加筆修正して転載
▼ 2部3位のハンブルクと入れ替え戦へ
遠藤航、伊東洋輝、原口元気が所属するシュツットガルトは残留を果たすことができるだろうか。
昨季は最終節ケルン戦のアディショナルタイムに伊藤のアシストから遠藤が決勝ゴールを挙げるという劇的な展開で1部残留を果たすことができた。だが、今季は序盤からなかなか勝ち点を積み重ねることができず、ペジェグリーノ・マテラッツォ監督が12月に解任。さらには監督だけではなく、ここ数年チーム作りに多大な貢献をしていたスベン・ミスリンタートSDもクラブを去った。
思ったような戦績があげられずに指揮官が代えられるというのはよくある話だ。それがいいかどうかはまた別の話として、今季もブンデスリーガのいろんなクラブで見られている。
交代人事でどんな監督を後任として招集するかでクラブの狙いやビジョンが見えてくる。そうした点で、シュツットガルトでは《クラブとしての方向性がブレたのでは?》と感じさせられたのは、後任として就任したのがベテラン監督のブルーノ・ラバディアだったからだ。
ブンデスリーガ監督として経験豊富だし、残留争いでの実績もある。ただ、それまでクラブが打ちだしていた《若手選手を中心に長期的なプランで成長していく》というコンセプトからは外れた人事だったのは否めない。
火消し役として結果が出れば文句もでなかったのだろうが、12月5日に就任してからリーグ戦11試合でわずかに1勝(3分け7敗)。25節ウニオン・ベルリンに0-3で敗れ最下位に沈んだことで解任という運びになってしまった。
(残り 3606文字/全文: 4340文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ