【対談】笹原丈はどのように日本人選手がいないブンデスリーガクラブで働くようになったのか?

※ フットボリスタから加筆・修正して転載
▼ 日本人選手がいないクラブにいる日本人スタッフ?
ブンデスリーガ1部の1.FCケルンではかつては奥寺康彦がクラブ史に残る活躍を見せ、その後も槙野智章、長澤和輝、大迫勇也がこのクラブのユニフォームにそでを通している。
ここ最近は残留争いが定位置だったが、昨季就任したシュテファン・バウムガルト監督が積極的でインテンシティの高いサッカーをチームに植え付け、昨季は7位でフィニッシュ。今季はUEFAコンファレンスリーグへ出場中だ。
そんなケルンには、現在クラブの国際マーケットを広げるために日本人スタッフがいるのをご存じだろうか。
笹原丈、28歳。
現在トップチームに所属している日本人選手はいないなか、なぜクラブは日本人スタッフが必要だったのだろう。どんな戦略がそこにはあるのだろうか?笹原はどんな経歴でケルンへとたどり着いたのだろうか?
本人とのインタビューを前後半にわけてご紹介したい。
—–笹原さん、こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。まず、なぜケルンが日本人スタッフを?というところから聞きたいのですが?
笹原「自分はケルンにはもう5-6年ぐらいいまして、やっぱりこの街のクラブなんでFCケルンはずっと応援していて、一番好きなクラブの一つでした。
当時僕が働かせていただいた会社が今もそうなんですけど、FCケルンのパートナー会社の一つで。社長さんとよく知ってる方がクラブの中にいて、というつながりがありました。
元々ケルンは、これはもう秘密でも何でもないんですけど、3年ぐらい前まで目標としてのマーケットを中国に置いてたんですよ。ただ、それがあんまりうまくいかず、その次のマーケットとして日本をという流れがあったんです。そこで日本人フロントスタッフを探していたときに、お話をいただいて。
自分はドイツに来た頃からブンデスリーガで働くのが夢でした。本当にフロントで働くという夢を持っていたので、紹介していただいたときに絶対やりたい!という思いがありました」
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