【対談】数多くのプロ選手をスカウトした二宮博さんにインタビュー(前編)。実は守備も全力だった宇佐美貴史の少年時代
▼ 数多くのプロ選手をスカウトした二宮博さんにインタビュー(前編)
「中野さん、二宮博さんにインタビューをしてみたら?」
声の主は宇都宮徹壱さん。2005年に出会って以来、仕事でもプライベートでも本当にお世話になっている大先輩だ。当フッスバルラボのアドバイサーもしてもらっており、毎月とてもためになるアドバイスをいただいている。
W杯へ向けた企画についていろいろと話をしているときに出てきたのが、冒頭の提案。二宮さんというのはガンバ大阪の元育成アカデミー本部長であり、それ以前にはガンバのスカウトとして敏腕を振るった方だ。
二宮さんについて書かれた記事をチェックすると、それこそ《伝説のスカウト》という異名がすぐ目に飛び込んでくる。どの記事の内容もとても興味深い。
それこそ、宇都宮さんも二宮さんのインタビューを行っている。こちらもとても面白いインタビュー記事なのでぜひ読んでいただきたい。
【4/8 正午更新・有料】https://t.co/gRhLZj3qkQ
かつての「伝説のスカウト」が謙虚であり続ける理由
「育成のガンバ」を築き上げた男、二宮博<1/2>徹ルポにも通底する激シブインタビュー!
未来の日本代表となる原石を探し、育成する醍醐味を探ります!#宇都宮徹壱WM #徹壱 #ガンバ大阪 pic.twitter.com/w4tKVTrwwT— 宇都宮徹壱ウェブマガジン WM (@tetsumaga) April 7, 2021
そんな凄腕スカウトとしての二宮さんへのインタビューには当然僕もとても興味がある。それに久しぶりに二宮さんと言葉を交わして、いろんな話を伺ってみたかった。
実は二宮さんとは以前何度か直接お会いしたことがあったのだ。
あれは2012年だったと思う。
当時の僕は日刊スポーツの通信員としての仕事に加え、ワールドサッカーダイジェストやスポナビなどでの執筆の仕事も増えてきた時期だった。指導者としてはドイツサッカー協会A級ライセンスを獲得し、育成に定評があるブンデスリーガクラブSCフライブルクのU15で研修を受けるチャンスがあり、そして元ブンデスリーガクラブのフライブルガーFCでU16監督をしたりと、新たなステージでのチャレンジで充実した生活を送っていた。
でも、ある日妻にこんなことを言われた。
「私たちは将来的に日本に帰るの?ドイツでやっていくの?」
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