中野吉之伴フッスバルラボ

【きちルポ】PVのためならどんなタイトルをつけても許されるのか。ミックスゾーンでの選手と記者のやり取りで考えさせらえたメディアのあり方

▼ 記事とは書いたもの勝ちじゃない

派手で目立つタイトルをつけてPV数を稼ぎ出す。

これはメディア業界においては存続をかけた重要な指針なのかもしれない。

日本だけではなく、世界的にも紙媒体は壊滅的に厳しい状況で、WEB業界で収益をあげていかなければならないという事実はあるのだろう。

面白おかしく書いたり、インパクトのある見出しをつけることで一般読者の注目をひき、どんどんクリックをしてもらい、必要な広告収入が入るだけのPV数を獲得することが、経営基盤を安定させるうえで極めて重要なのだというのも理解はできる。

収益が安定しなければ何もできないというのも確かなことだろう。

でも、だからといって、何をやってもいいということはない。メディアにはメディアのあるべき姿があるし、超えてはいけない一線というのはしっかりと設けられなければならないはずなのだ。

取材で訪れたヨーロッパリーグのフライブルク対オリンピアコス・ピレウスの試合後にこんなことがあった。

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