【きち旅】取材先だけではなくて途上での時間を大切にしようと改めて思った一日
▼ 現地取材の受け止め方
現地取材って《賭け》の要素があると思うのだ。
こちらは経費自腹で交通費と宿泊費を捻出して取材に行くわけだから、毎週各地どこにでも足を運ぶなんて芸当はできない。だからといって取材経費を怖がって現地に行くことを止めたら、サッカーを伝えることなんてできないと思っている。
スタジアムにいないとわからないこと、感じられないことがたくさんあるのを知っているから、可能な限りいきたい。そして行ったからこそわかることを言語化したい。
ただ、経済的に考えて行ける頻度にはどうしたって限界があるわけだから、どの試合に行くかを精査する必要が出てくる。
やっぱり持ち帰れるものが多い試合を選びたい。でもどの試合が《当たり》になるかはわかりっこない。《リーグ上位同士の注目の一戦》とか、《日本人対決》とか、事前に興味をくすぐられる要素だってもちろんあるけど、だからといって下馬評通りに面白い試合になるかなんて誰にもわからない。
それなら試合後に選手や監督の談話を聞いて話を膨らませてと思うけど、コロナ禍以降はその機会自体が無くなったり少なくなったりだから、どんな話を持ち帰れるのか予想もできない。
得点・アシストを取って「今日は気持ちよく話してくれるのかな?」と思った選手が、ミックスゾーンに出てこないなんてことだって普通にある。実は試合中に負傷をして治療を受けている、マッサージの必要があるという事態もある。どうなるかはわからない。
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