中野吉之伴フッスバルラボ

【ゆきラボ】ただいまドイツ!3年半ぶりに感じた日本との違い

こんにちは!ドイツの日常をお届けするコラム「ゆきラボ」1か月間の長いお休みを頂いて、今週から再開します。まる1か月も仕事を休んだのは本当に久しぶりでしたが、おかげで3年半帰国できなかった分の空白が満たされたような気持ちです。今月はしばらく、この帰国中の出来事や見聞きしたこと、感じたことを中心に書いていこうと思います。

7月末に成田空港に着き、電車に乗って実家に向かったわけですが、まず最初に感じたのは日本はどこもかしこも本当に清潔で、掃除が行き届いている、ということです。空港の中も駅も電車の中も、とにかく明るくてクリーンで居心地が良い。ゴミもタバコの吸い殻も落ちてないし、ビールをこぼした跡もガムの跡もスプレーの落書きもないんです。「ヨーロッパは街並みや建物は美しいけれど、足元を見るとなかなかに汚い」というのは、欧州に滞在されたことのある方ならきっとご経験があるでしょう。ずっと住んでいるとそれが日常になってしまって、特に何とも思わなくなってしまっていたのですが、久しぶりに帰ってきた日本の衛生環境の良さには、私も子どもたちも、ものすごく感動しました。

夜の高山駅。夜の駅で人気も少ないのに物騒な感じが全然しません。治安がいいなあ、日本

一方で、空港について最初に経験したのが、ドイツ出国前に受けたPCR検査の陰性証明書の提示でした。日本では、事前にスマホのアプリからオンラインで証明書を提出しておくことで、事前に入国審査を済ませることができ、空港についてからはその審査結果を提示するだけでよく、入国手続きを短縮できるというファストトラックというシステムがあります。私たちも搭乗前に審査手続きをしておいたのですが、成田空港に着くとすぐ、入国審査に向かう通路で、多数の係員の方たちから口頭で「ファストトラックの審査完了画面をスマホに表示させておくように」という指示を受けました。

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