【インタビュー】ブンデスリーガクラブの育成では選手の人間性をどのように育もうとしているのか?専門家に聞いてみた。
▼ 自立した大人になるために
子供たちが選手としてだけではなく、人間としても成長するにはどうしたらいいんだろう。
将来的に彼らが大人になった時にちゃんと自立して、自分で考えて、自分で動いて、自分で責任が取れるようになるためには、どんなところに気をつけたらいいんだろう。
これはサッカーというスポーツの現場だけではなく、教育界でも子育て中の保護者でも、塾の講師でも、部活の先生でも、子供たちに携わることがある人ならだれもが、やはり考えてゆかなければならない大事なテーマではないかと思う。
そんななか、先日ブンデスリーガクラブのマインツで興味深い話を聞いてきたのでご紹介したい。
《中学や高校から寮生活》というのは日本でもある話だと思うが、その《寮生活》はどうあるべきか、というのが今回のテーマとなる。
「本来であれば家庭で両親のもとで学び、社会の中で生きていくために大切な価値観、考え方というのを身につけるわけですよね。その役割を担い、助けをするのが私たち、ということになります。寮生活をしている選手にとってはそうしたサポートが特に必要になってきます」
この話をしてくれたのはマインツ育成アカデミーで教育担当チーフのヨナス・シュースターさん。では具体的にどんな取り組みをしているのだろうか。
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