【TRメニュー】スペース共有、数的有利、攻守の切り替えをテーマにしたトレーニングをU12でやってみた
▼ 《ポゼッション》《ボール奪取後のカウンター》《ゲーゲンプレッシング》に一気に取り組むトレーニング
トレーニングをプランするとき、その背景にどんな戦術的アプローチがあるのかが重要だ。戦術的アプローチが限定的になればなるほどテーマはわかりやすくなるけど、でも戦術的アプローチが限定的になればなるほど、試合状況とは遠くなる。
サッカーとは一局面を切り取って考えたとしても、どの視点から観察するかで見えてくるものが違ってくる。あるシーンをオフェンシブな視点から見たら《ポゼッションの整理》がテーマになるだろうし、ディフェンシブな視点から見たら《プレスのかけ方》に改善点があったりする。
そうした複合的に生まれるテーマを網羅した形でやるトレーニングは試合で求められる要素がより直接的に感じることができるのでお勧めだ。
今回は僕が監督を務めるフライブルガーFC U12で実際に試してみたトレーニングメニューをご紹介したいと思う。
《オーガナイズ》
・約20m×20mのグリッドを4つのゾーンに分ける
・それぞれのゾーンから2-3m離れたところにミニゴールを置く
・青チーム7人、赤チーム4人
・多少の人数調整は可能だが、あまりに選手が多くなるのは望ましくない。同じ設定でもう一か所作るか、待ち時間に少数人数でできるパスコンビネーションやシュート練習、ロンドなどをする。
・1セット2-3分+30秒の休憩を2回。チーム構成変更。全部で20-30分ほど。
《ルール設定》
・1ゾーン最大青チームは4人、赤チームは2人まで入っていい。つまり各ゾーンでマックス4対2に。
・1ゾーン内でパス4本つないだら青チームは1点。
・パス4本つなぐ前にほかのゾーンにいる味方にパスを出すのはオッケー。
・赤チームはボール奪取後どこかのミニゴールにゴールしたら2点!
・ボールがアウトしたらコーチからのパスですぐにリスタート
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