【育成論】僕が幼稚園の全国大会に心から反対する理由
時代に逆行しているというか。。。
幼稚園年代で一番やってはいけないこと。幼稚園年代で競技志向って。
ドイツ語の《キンダー(=子供)》使うんならもっといろいろドイツのサッカー現場を勉強された方がいいですよ。 https://t.co/CPzPOF9EWN
— 吉之伴@??サッカー指導者 (@kichinosuken) October 29, 2021
幼稚園世代対象の全国規模の大会が開催というニュースを見た。
結論から先にいうと、間違いなくNGなやり方だ。
《メリットがある・ない》どころの話ではない。
スポーツの世界だけではなく、教育界においても、認知心理学的、臨床心理学的、社会行動学的などなど様々な分野で研究が進んでいる昨今、なぜあえて時代に逆行するような大会を開催する必要があるのだろうか。
サッカー協会主催大会ではないし、賛同する一部の人向けのつもりなのかもしれないが、スポーツビジネスとはお金を稼ぐ手法を見つけ出せばそれでいいというものではないはずだ。グラスルーツのスポーツシーンが無理なく健全に回る中でお金も同時に動いていく仕組み作りこそが大事なはずなのだ。
「本気で勝ちたいと思っている子どもの足を引っ張ることだけはやめてほしい」
そんなご意見もいただいた。
逆だ。
本気で勝ちたいということは、サッカーが本当に好きで、サッカーがもっとうまくなって、いろんなプレーができるようになって、将来サッカープレーヤーとしても可能な限り上のステージでチャレンジしたいという思いを持っているということではないだろうか。
じゃあ、そのためには小さいころから必要以上に競争社会の中に身を置くことが健全で無理のない成長に結びつくのだろうか。
先日、研修としてブンデスリーガクラブのSCフライブルクU12にしばらく帯同させてもらったが、その時にU12監督ヨアヒム・エブレは次のように指摘をしていた。
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