【TR】サッカー以外でどんなトレーニングができるだろう?実際にやってみたメニューを紹介します
▼ サッカー以外のトレーニングの必要性
僕がU12監督を務めるフライブルガーFCでは現在U11までの育成コンセプトをより実践的なものにしようとしている。僕もそのプロジェクトチームに入っているが、何を、いつ、だれが、なぜ、どのようにやるべきかを誰が見てもわかるような形に落とし込みたい。
サッカークラブだからトレーニングでは基本的にサッカーに関するトレーニングをするが、だからといってサッカーだけをやっていればいいかというとそういうわけではない。特に小学校低学年から中学年までは体全体のコーディネーション能力を高めることが大切だし、いろんな動きやスポーツの楽しみを知ることは生涯にわたってプラスになると考えられる。
先日のU11練習ではアップの後3グループに分けて、①フニーニョ、②バトミントン、③ホッケーと3つの異なるスポーツをやる機会を作ってみたが、いろいろと面白い現象を見ることができた。
サッカーではいい動きを見せている子がバトミントンで上手く打てない。ホッケーでボールをとらえることができない。逆にサッカーではまだミスが少なくない子がバトミントンで軽やかなプレーを見せたり、ホッケーで誰も取れないような技を披露したりする。
「これがサッカーで何の役に立つの?」
ちょっと怒りながらそんなことを言い出す子もいた。それはそうだろう。
動いているものを目でとらえて、そこまでの距離を測り、動きを予測して自分の体を移動させる。そんなそれぞれのコーディネーション能力を高めることにつながるのは間違いない。
でもそれ以前にね、頭ごなしに「こんなのできない。つまんない」ととらえるのではなくて、「面白いかも。やってみよう」という気持ちで取り組もうとするかどうかが大事なのかなと思うのだ。
「できないことにチャレンジするのは楽しいでしょ?」
僕がそういったら、聞いてきた子は笑顔になった。それでいいのだと思う。
何もかもをサッカーに結びつける必要はない。意識しすぎてやったらもったいない。その時間と空間を仲間と楽しんで、ちょっとでもできるように頑張ってみて、結果としてサッカーにも好影響が出てきたらそれは最高。でもそうでなきゃいけないわけでもない。
次ページでは動画をご紹介。
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