【きち旅】北スペインを一人で研修旅行した時の話。スペインの子どもたちのサッカー観にとても興味深い印象を受けた
▼ 北スペインをめぐるサッカー研修を兼ねた旅行
2012年、僕はフイに1人旅に出たくなった。ちょうど夏休み前の時期で、子どもたちと妻は日本に一時帰国することになっていた。ドイツで指導と仕事があるけど、ちょっとだったら時間も取れる。さてじゃあどこに行こうか、と考えたときに、それまで一度もスペインでサッカーを見たことがないことを思い出し、なんとなく格安飛行機のチケットを調べてみたら、思っていた以上に格安なチケットが見つかったのだ。
これは行けということだな。
スペインに急に一人でぽっといっても表面的なことしか見えないなと思い、SNSを通じて交流のあった日本人指導者の方に連絡を取り、スペイン事情をいろいろ聞いてみることにした。
旅程はバルセロナから入ってマドリードにバスで移動して、そこから北上して海岸沿いのヒホンに。マドリードではたまたまその時高校サッカー部時代の同級生が駐在員として滞在していたので、久しぶりに会い、ものすごくおいしい生ハムの食べられるバルに連れて行ってもらい、夜遅くまでお酒を飲んで、楽しい時間を過ごした。
「バルのはしご」というのはこの時教えてもらったが、なんと素敵な文化だろう。
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