中野吉之伴フッスバルラボ

お父さんコーチとして今何ができるんだろう?何をしたいんだろう?自分の情熱はチームに向いているんだろうか?

▼ お父さんコーチ奮闘記 Vol.9

お父さんコーチコラムをしばらく書けていなかった。というのも冬の間、ホッホドルフU10にはほとんど顔を出せなかったのだ。2か月半ほど練習にも試合にも行けていない。

仕事としていろんな試合を取材し、いろんな人のインタビューをして、いろんな記事を書いて、あとこのWEBマガジンの運営も考えて、という活動をしているわけだが、ここ最近は執筆量もなかなかなものになっている。移動経費をおさえるためには早めにスケジュールを立てて、早割で電車やバスのチケットはおさえておきたい。その調整のための時間も必要になる。加えてフライブルガーFCのU13で監督として練習テーマを考えて、試合に向けて選手選考をして、選手や親と話す時間を持ったり、サッカー以外の活動もプランしたりとしていると、さすがにやることが多くなりすぎてきている。

とはいえ、このまま「仕事が忙しいのでコーチを辞めます」というふうにはしたくはない。1月日本での活動を終えてドイツに戻ってきた後は、週に1回となってでもまたある程度規則的にU10の練習に顔を出して、子どもたちと交流しながら、サッカーを楽しんで、という生活をしようと思っている。ただ、タイミング的になかなかうまくいかないもので、戻ってきて最初の練習日はドイツに上陸していた暴風雨の影響で休み。その翌週は息子が風邪でダウン。そのまた翌週はカーニバル休暇で休みと、結局今月も1度もいけていないのだ。監督のケビンとも一度木曜日の練習に息子を連れていった時にちょっと話しただけ。

そんななか、ホッホドルフの育成部長から連絡がきた。来季うちのどこかのチームで監督をやれるチャンスはあるか?と。「難しいかな」というのが正直な気持ちだ。フライブルガーFCとはまだ正式な話し合いはしていないが、内々に話はもらっている。仕事との兼ね合いなどを見て、こちらの希望を伝えながら、どこでどのように誰と関わるのかを決めていこうと思っている。

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