中野吉之伴フッスバルラボ

自分たちでチャンスを作るためには下準備が大切になる。相手が困る位置でボールを受けられるようになろう

▼ 相手守備の背中を取る動きを身に着けるためのトレーニング

トレーニングの目的:いつ、どこから、どのように動き出すことで、相手守備が困る位置でボールを受けられるかを身に着けよう

攻撃チャンスを作るうえでおいて大切なのは、なんだろう?

ドリブルで相手を突破する。スルーパスでゴール前に出没する。思い切りよくロングシュートを狙う。

でもそうしたプレーに効果的にチャレンジするためには、その前の段階で相手が守りにくいところにボールを運ぶことが大切になる。しっかりと準備して守ろうとしている相手に対してよりも、ドタバタしている相手に対しての方がドリブルもパスもシュートもやっぱりしかけやすいんだ。

僕はこうした段階のことをゲームメイクと呼んでいるけど、自分たちでアイディアをもって、みんなでそのアイディアを共有して、自分たちでチャンスを作りやすい状況を作り出すことがサッカーの試合を優位に進めるためにはとても重要になる。

そこで今回のトレーニングメニューでは、いつ、どこから、どのように動き出すと優位な状況を作れるのかをテーマに考えてみた。

1.ウォーミングアップ:相手守備裏でパスをもらう練習
2.ハイイテンシティでの2対2
3.4対4+4フリーマンでビルドアップからの展開
4.紅白戦かミニゲーム

トレーニング設定:U13(小学校高学年) 人数=16人 時間=90分

(残り 3608文字/全文: 4175文字)

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