明治安田J2リーグ第36節レビュー V・ファーレン長崎戦 ⚫️ 1-4【鹿児島ユナイテッドFC・AWAY】
明治安田J2リーグ第36節レビュー V・ファーレン長崎戦 ⚫️ 1-4【鹿児島ユナイテッドFC・AWAY】
2024/10/27(日) 13:03キックオフ
【AWAY】PEACE STADIUM Connected by SoftBank
天候/気温/湿度 曇 / 26.2°C / 73%
入場者 17,978 人
鹿児島ユナイテッドFC 1ー4 V・ファーレン長崎
(前半 0-2 後半 1-2 )
得点者
14分 名倉 巧
43分 マテウス ジェズス
57分 マテウス ジェズス
61分 田中 渉
81分 増山 朝陽
ここ最近ずっと、もう後がないという中での戦いが続く鹿児島ユナイテッドFC
今節も勝利以外が許されない中、アウェイの地長崎へと乗り込んだ。
話題の新スタジアムでの開催となったこの試合は、多くの鹿児島サポーターも見守るなか、リーグ上位を走る強敵V・ファーレン長崎とぶつかり合う。
試合開始早々から、お互いにいい形で入ることができた両チームは、それぞれの得意な形で相手ゴール前に迫るシーンを作る。
鹿児島もピッチを広く使ってくる長崎の戦い方に、しっかり準備が出来ているようだ。
しかし14分、マルコス ギリェルメが中央からのこぼれ球を拾うと、そのままボックス前までドリブルで持ち上がる。左からサポートに入った名倉 巧に預けると、これを名倉が冷静にゴールに流し込み、長崎が先制に成功する。
さらに43分、中央からのパスを右サイドで受けたマテウス ジェズスが、そのまま中に進入。巻いてくるシュートで鮮やかに追加点を決め0-2。
後半に入っても、力のある長崎にチャンスは作られるも、鹿児島も一方的な展開という訳ではない。
それでも57分、さらにマテウス ジェズスが自陣の球際の攻防に競り勝つと、そのままカウンターで独走し、鹿児島のディフェンダーを次々とかわす。最後はGKとの1対1を制し、個の力でダメ押しの3点目を決めた。
鹿児島は61分に、左からの野嶽 寛也のアーリークロスにゴール前に入った田中 渉が頭で押し込みゴール。スコアを1-3とする。
強敵の長崎に一矢報いるも、さらに長崎が81分、松澤 海斗が左の深い位置から中央に低いクロスを入れると、GKの目の前に飛び込んだ増山 朝陽が軌道を変えこれがゴール。鹿児島にとどめを刺す4点目を決めた。
試合はこのまま1-4で終了。
終わってみれば、ひとつひとつのプレー精度と、個の力に勝る長崎が確実にスコアを伸ばし、その積み重ねが大きな差になって出るゲームとなった。
そして同時に、これは来シーズンのJ3降格を意味する。
最後の瞬間までJ2残留を信じた、チーム、サポーターの時間は終わりを告げることとなった。
それでもまだ今シーズンのリーグ戦は続いていく。
今シーズンの戦いを通して、鹿児島に関わる全ての人達が、成長をしたと言える締めくくりを迎えたい。
次節鹿児島は、11月3日(日)14時キックオフ アウェイで徳島ヴォルティスと対戦する。