KAGOSHIMA SOCCER MAGAZINE“カゴサカ☆”

【鹿児島ユナイテッドFC 2023初トレーニング&会見 レポート⚽️】

【鹿児島ユナイテッドFC 2023初トレーニング&会見 レポート⚽️】

2023年1月11日 鹿児島ユナイテッドFCの2023シーズン始動!

今シーズンを共に戦う鹿児島ユナイテッドFCのメンバーが喜入トレーニングセンター“ユニータ”に集結した。

大嶽直人監督2年目の鹿児島ユナイテッドFC。昨シーズン活躍した選手の多くが契約を更新。そのベースに新加入選手の力が加わり選手層はかなり厚くなった。

初トレーニングはどのようなトレーニングだったのか!?

朝9時30分。

ユニータに集合した選手たちは監督を中心に円を作りまずは気合いを入れた。

新加入選手も加わり新しい風も感じるが、空気感は去年と同様明るい雰囲気でスタート。

まずはトレーニング初日ということで、フィジカルとストレッチから入念に時間を割いて行った。

ゴールキーパーはボールを使い、早速胸を使ったトラップ等の練習にも取り組んでいた。

その後、去年も行っていた時間を計測した形で行うランニング。今シーズンは脈拍も確認するなど心拍にも着目しながら行っていたのが印象的だった。

さらにボールを使ったトレーニングへと移る。サッカーボールと小さなボール2つを取り入れることで、体と頭を使いながらコミュニケーション向上も狙う。さらに小さなゴール、サイズをコンパクトにしたコートでのトレーニングなど、まずは新チームを作る上で大切な、チーム内のコミュニケーションと、体起こしを重点的に行っている様子だった。

 

トレーニング後行われた会見のコメントをご紹介!

 

【大嶽直人監督】

Q.初練習ということになりましたが、監督ご自身はどういう想いで入られましたか?

うれしい気持ちと感謝の気持ちと、選手にも伝えたんですけど、またこういうところで出来る喜び、環境がある中でやらしてもらうので、それを感じてほしいというのと、それによって感じたものを出してほしいということで、感動を与えること。

我々はプロフェッショナルなので、感動を与えることが大事だし、逆に自分たちもサポーターの声援をうけながら感動をまた与えていくということが我々の仕事なので、しっかりやろうという事。みんな目線が良くて、しっかりと聞いてくれていた事が嬉しかったですし、目力も今日は感じて、すごく良かったと思います。

 

Q.実際に新加入選手も今日練習に加わる中でしたけれども、監督自身も声をかけるシーンもありましたが、どんなことを意識していましたか?

サッカーよりも普段のことで、千布選手とか髪を切ってイメージも違ったので、そういう話をしながら、オフはどうしてたとか、リラックスをしながら、いろんな話をしながらコミュニケーションをとって、距離感を縮めて行こうかなと思っています。

 

Q.選手が加入する過程で色々なことを考えてきたと思いますが、初めての練習を見てどんなところがどういう風にまとまっていきそうだなと感じる部分はありましたか?

みんな元気よくやってくれていましたし、それぞれコミュニケーションとってるし、年代も近い選手が多くなったので距離感も近いですし、また去年以上のチーム力じゃないですけど、なんかあるのかなと感じました。プラス、組織力がまた増えるのかなというところと、それを新しい選手が最大限に生かせるのかなというところも感じている。そういう雰囲気があった。

 

Q.ということは去年以上の何かが出せるということを感じられたのでしょうか?

出したいですし、スタッフもいろいろと気を遣ってくれて、去年以上に色んなところでサポートしてくれていますし、より選手もそういうところで緊張感持ったりとか、ちょっとしたところでも気配りがあったりとかで、非常に良くなるんじゃないかなと思います。

 

Q.去年のスタートの日と今年のスタートの日、比べて監督自身はいかがですか?

落ち着いていると言ったら変ですけど、高まりの方がありますし、覚悟をもってというか余計に去年よりは緊張感をもって、時間があっただけに準備という部分でも去年の反省も出来ながら、出来たことが非常に大きいと思います。

 

Q.ここからキャンプなども含めてシーズンに向かっていく訳ですが、まずはどんな形でチームを作っていきたいか教えてください。

まず力のあるチームと、強固なディフェンスを作り上げて、良い守備から良い攻撃を作り上げていきたい。

 

Q.初練習でしたけれども、この選手の動きはいいなという選手が何人もいたと思いますが、監督から見てどの選手の名前が上がりますか?

色んな選手がオフ期間どう過ごしていたかわからないが、鈴木翔大選手などはいわきであれだけやっているので軽快な動きに見えたなあと思いますし、寒い県から来た選手は動きづらいと思うので、動きを身に回ったりしましたけど、それでもランニングにも付いていっていたし、ボール回しやミニゲームも入れていた。ボール感覚はまだかもしれないが、だいぶ近い感じで見れたので、全体的には軽快に練習で来ていたと思います。

 

Q.名前が挙がった鈴木選手ですが、今シーズンどういったパフォーマンスを期待していますか?

パフォーマンスのこともあるが、昨年ああいう勢いで優勝を持って行ったというところは、我々にも欲しいところですし、きっと何か我々に与えてくれる大きいものがあると思うので、まずはそこを期待したいのと、もちろんプレーは迫力があるし、ボックス内、ゴール前の確率は持っているのでそれを活かせればいいと思いますし、それによってチームが一段とパワーアップすれば嬉しいなと思います。

 

Q.横浜から加入した河辺選手の動きはどう見ておられますか?

軽やかで軽快ですし、速さを持ってるなと思いますし、非常にキャラもいいんじゃないかと思っています。彼自身、ハードワークというのも頭に入ってやってくれているし、ミニゲームを見てもそこそこの軽快な動きと、反応があるので、ウチのチームにとっても一つの刺激になるのかなと思います。

 

Q.ペース走の時に、去年はなかった脈を測るということがありましたが、あれはどういう意図ですか?

去年のペース走は、アップがてらに体を温めるという感じでしたが、今年はそこじゃなくてゲームに入れる力というか、走力を付けるために、心拍数とタイム走で、あと数メートル走るという事、ワールドカップでも1mmが話題になりましたけど、そういう差を縮めていかねばならないので、この心拍数とタイム走で後半戦の持っていく力も、今のうちにベースになるものを作っていこうと思っています。

 

Q.ということは去年以上に走り込みを増やしていくということですか?

はい。まだ選手には言っていないですけど、走りこみます。そうですね、ゲーム体力の中でも1、2キロは昨シーズンよりは増やして行くことを今シーズンは決めて、戦います。

 

【有田光希選手】

Q.今日は最高のコンディションで新シーズンのスタートを切りましたけれども、どんな思いで今日の日を迎えたんでしょうか?

まず昨年から鹿児島に在籍していて、悔しい思いっていうのはしたので、そこでまず足りなかったところ、まあ勝ち点だけ見たら1差でしたけど、その1っていうのはすごい大きいと思いますし、自分たちが1年間やってきた中での結果だったので、足りない所があったなというのは痛感しました。なので、今シーズン何人か新しい選手が入りましたけど、比較的メンバーというのは大きく変わらずに、また今シーズンも戦えるので、昨年からの継続と個人個人のレベルアップの積み上げというのを目標にしながら今年戦っていって、最後にいい結果が残せればいいなと思います。

 

Q.今日はフィジカル中心の初トレーニングということになりましたが、今日のトレーニングを振り返っていかがでしょうか?

始動して初日ですし、個人個人ばらつきはあると思うので、ここからまずは開幕に向けて合わせていくのと、1年間戦える基礎を作る期間だと思うので、サッカーの練習も入ると思いますけど、どちらもレベルアップしていけるようにと思って今日の練習は入りました。

 

Q.すごく見ていて和やかな雰囲気だなと感じたんですが、新加入選手8人も合流してのトレーニングとなりましたけれども、コミュニケーションの部分ではいかがでしょうか?

コミュニケーションはものすごく取れていると思いますし、元居た選手たちが明るい選手が多いので、そういった雰囲気を新加入の選手たちも感じ取ってくれたと思いますし、また良い時も悪い時もあると思いますけど、明るい前向きな雰囲気というのは作っていきたいと思います。。

 

Q.そういった意味では、新加入選手はまだ硬さがあるような、緊張したような感じでしたか?

うーん、若干まだ何人かは硬いと思います。そこをほぐしていくのも僕の役目だと思うので、いい雰囲気を作れるようにしたいと思います。

 

Q.そういった意味では、よくコミュニケーションをとった選手とか、期待する新加入選手はいますか?

もちろん特徴ある選手が入ってくれたので、どの選手ともうまいプレーというのをやっていきたいですけれども、特に前線の選手に関しては試合で組むことも多いですし、サッカーの面もそうですけどプライベートのとこでもコミュニケーションうまく取れたら、より相手を知れると思うので、開幕まで期間もありますし、その期間の中でうまくお互いのことを知れたらなと思います。

 

Q.フォワードの選手も加入しましたけれども、また競争、ポジション争いというのも激しくなると思うんですが、その辺りはいかがでしょうか?

ポジション争いっていうのは、どのチームでも、どのポジションでもあると思うので、自分の特徴を出しながら、最終的に誰が出るというのを決めるのは監督だと思うので、いつどういう形で試合に出るってなっても自分の特徴を出して結果を残せるようにとは意識しながらやりたいと思います。

 

Q.今シーズンの個人的な、具体的な目標があったら教えてください。

個人の得点のところは、昨年キャリアハイのゴールをとれたので、それを越せたら一番いいですけど、具体的な数字というよりはチームの勝利に貢献できるような得点を取りたいので、昨年後半戦特に点が取れない試合というのが何回か続いたりして、チームの結果に対しても比例したなと自分で思っていたので、そこをコンスタントに点を取って、必ず勝ち点を取れるような(チームを)助けられるようなゴールっていうのを取りたいなと思います。

 

Q.得点後の有田選手のゴールパフォーマンスも 注目しているサポーターが多いと思いますが、今シーズンは何か考えていますか?

もう最初のゴールやつは考えています。

 

Q.内緒ですか?

まだ内緒です。お楽しみに!

 

Q.シーズン始まって、こういう形で私たちも対面になったんですけれども、サポーターの皆様も一般的に練習がみられるようになって、早速今日も駆けつけてくださいました。 どうでしたか?

見てもらえるというのは、すごい緊張感も生まれますし、練習する面で僕たちにとってもいいですけど、コロナ禍が続いていた中でサポーターの方たちも練習が見れなかったりとか、やっぱり触れ合える機会というのは、近くで見れるっていうのがなかなかなかったので、そういった機会が最初からできたというのはサポーターの方たちにとっても嬉しいことなんじゃないかなと思います。

 

Q.緊張感もあってというのがありましたけれども、今日も視線をビシビシ感じながらの練習になりましたか?

練習だと視線を感じるし、僕たちの声も聞こえると思うので、いい雰囲気だなというのを皆さんにも伝わればいいかなと思って声を出すようにしていました。

 

Q.ご自身もそこは意識しながらという、、、

はい。意識しなくても勝手に出るんですが、今日はより意識しました。

 

【鈴木翔大選手】

Q.今日は初練習でしたけれども、どんな気持ちで臨みましたか?

新しい環境に来て、自分自身新しい挑戦となるので、早くみんなに覚えてもらえるように存在感出していきたいですし、周りの先輩方も後輩も優しくて、明るい雰囲気で練習できたのですごく良かったと思います。

 

Q.今シーズンチームとして、中堅選手の補強というのが目立っていますけれども、鈴木選手ご自身の役割としては、どういう風に考えていますか?

いわきの時はフィールドプレーヤーの中で僕が最年長だったんですけど、ここに来てから中堅ということで、ベテラン選手と若手の選手の橋渡し役的な、下からは意見をしっかり聞いてあげて、上に通す。そういった中間管理職のような立ち位置でプレーできるようにやっていきたいなと思います。

 

Q.実際に今日の初練習でも、そういった心がけで臨んで声かけた選手はいらっしゃいますか?

若手の選手はみんな積極的でかわいいので、あとは年上の選手。久しぶりすぎて絡み方を忘れちゃったんですけど、そこは少しづつ慣れていきたいです。

 

Q.例えば上げるとすれば、どういった年上の選手と接していきたいですか?

そうですね、やっぱり去年鹿児島で同じポジションでやってて、有田選手などはフォワードとして見習うべき点が多いので、いろんなものを吸収していきたいなと思います。

 

Q.それでいうと、今日の練習ではかなり有田選手と同じグループで練習に参加されていましたけど、本当は行きたいとかあったんですか?

いや、そこは特に意図はなかったです。

 

Q.有田選手と話す場面もありましたが、どういったことを話されたんですか?

まあ普通の日常会話とかですね。ほんとに優しくて、みんなほんとにプレーしやすいチームなのかなと初日で思いました。

 

Q.昨シーズン外から見ていたチームの雰囲気と、実際に加入して感じた雰囲気にどういう違いがありますか?

鹿児島さん、攻撃がすごく特徴のあるチームで、幅を使ってうまく攻撃されたっていうシーンが、前期いわきで僕が出ていた時に対戦して思ったんですけど、今年もボールを大切にしていくっていうことで、今年の攻撃のひとつのピースになれるようにやっていきたいですし、中に入って今日やってみて感じたことは、ベテランの選手がみんな物腰柔らかくて、すごくチームの雰囲気良いなと思ったんで、自分もその中で早く色を出して行けるようにしたいなと思いました。

 

Q.具体的にご自身の強みという部分では、どういったところを出していきたいですか?

身体能力を活かしたプレーであったり、ボックス内での働きっていうのが、得点を取るっていうのが自分の武器だと思っていたので、そこは強み出して行けるようにやっていきたいと思っています。

 

Q.J3優勝したいわきから、鹿児島ユナイテッドに入った意気込みというのはどういったものですか?

僕がここに来たのも、鹿児島を優勝させたいと思っていますし、鹿児島にきてJ3優勝させたいという覚悟をもってやってきましたし、昨日も話しましたが、鹿児島に去年足りなかったあと勝ち点1、あと1勝を自分がもたらさなければならないという責任感を持ってやりたいなと思っています。

 

Q.昨シーズンいわきで5ゴールをあげましたが、今シーズン何ゴール鹿児島で上げて行きたいですか?

前の選手は結果がすべてなので、2桁得点、しっかり取りたいと思います。

 

Q.今日お天気にすごく恵まれたんですけど、鹿児島はやっぱりあったかいですか?

大学卒業してから東北に7年間いたので、鹿児島に来た日から、15、6度あることにほんと驚いて、プロ選手としてあったかい方が怪我しにくいですし、そこらへんはすごく助かっています。

 

Q.練習環境だったり、今日から練習一般公開も再開されたんですけど、サポーターも早速来てくださっていました。その辺りはどんなふうに感じられましたか?

だんだん制限もなくって来ている中で、沢山のサポーターと一緒に僕たち選手も身近に寄り添ってやっていきたいですし、試合に勝って一緒に喜んで、試合に負けて一緒に悲しんでっていう、そういう一体感をもって街と一緒にやっていきたいなと思います。

 

Q.先ほど自分の色を出す言葉がありましたが、もちろんプレーもありますし、その他の面もあると思います。その他の面ではどんな色を出していきたいですか?

割かしおしゃべりと言われるので、チームの中で明るくできるような役割を果たしていきたいなと思います。

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