大変なシーズンを戦い抜いた鹿児島 来季こそJ2昇格をー【鹿児島ユナイテッドFC J3リーグ2021最終節 カターレ富山戦レビュー】
大変なシーズンを戦い抜いた鹿児島 来季こそJ2昇格をー
J3第30節 鹿児島ユナイテッドFC カターレ富山戦レビュー
2021明治安田生命J3リーグ第30節
2021/12/5 14:00キックオフ
富山県総合運動公園陸上競技場
入場者数 3619人
天候/気温/湿度 曇り/7.7°/48%
鹿児島ユナイテッドFC 1−1 カターレ富山
(前半0−1 後半1−0 )
得点者 5分 椎名伸志(富山)
49分 米澤令衣(鹿児島)
《スターティングメンバー》
GK 13 大西勝俉
DF 2 フォゲッチ
4 藤原広太朗
15 イヨハ理ヘンリー
17 萱沼優聖
MF 35 中原秀人
6 田辺圭佑
20 酒本憲幸
FW 11 五領淳樹
19 山本駿亮
36 米澤令衣
リザーブ
GK 31 白坂楓馬
DF 22 衛藤幹弥
3ウェズレイ
MF 21 八反田康平
32 島津頼盛
7 中村健人
FW 9 薗田卓馬
監督 上野展裕
前日に上野展裕監督の契約満了が発表された中で迎えた、J3リーグ2021シーズン最終節。
引退を発表した酒本憲幸もスタメンに名を連ね、長年サッカー界を盛り上げたレジェンドのためにも、そしてこのメンバーで笑顔でシーズンを終えるためにも絶対に勝ちたい一戦。
前半早いタイミングで富山が試合を動かす。
前半5分富山のFW高橋のロングボールを音泉がおさめ、クロスをあげる。そのボールを椎名が押し込み富山が先制。早い時間で追いつきたい鹿児島は21分五領淳樹が奪ったファウルによりフリーキックを獲得。田辺が振り抜くも惜しくもゴールは奪えない。
後半ペースを掴んだ鹿児島は49分、フォゲッチからのクロスを米澤令衣が頭で合わせゴール。1−1とすると中村健人、薗田卓馬、島津頼盛を次々に投入し逆転を狙う。
鹿児島の時間帯も作るがなかなか得点に結びつかない。逆に富山にチャンスを作られるシーンもあったがGK大西勝俉のファインセーブもあり粘り強く守り抜き1−1同点で試合を終えた。
試合後のインタビューで米澤は「いい時も悪い時もあった中でサポーターが応援してくれた。来季に向けて個人個人しっかりと準備していきたい」と語っている。
鹿児島ユナイテッドFCの7年目のシーズンはJ3リーグ7位で幕を下ろした。
決して納得のいく結果ではなかったが、シーズン途中での監督電撃退任など非常に大変なシーズンを戦った鹿児島。最終節では“絶対に勝ちたい”“追加点を取る”その強い気持ちを感じるプレーも多く見られたと感じる。
来季はJ2からの降格チームも多く厳しいシーズンが予想されるが、J3優勝J2昇格を必ずつかみたい。
新しいシーズンに向けてのスタートは今日この瞬間から始まる。(記事 有賀真姫)