Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】2022年度第10回の理事会を開催。J2岩手・秋田豊監督のオーナー兼社長就任について「秋田さんもすごく前向きで、どうやって地域のためになるかとかこのクラブをどう成長させ、また上のカテゴリーに戻っていくのか、完全にスイッチは変わっているなと感じました(野々村チェアマン)」

10月25日、Jリーグの2022年度第10回の理事会が行われ、理事会後WEB上で記者会見が行われた。

会見の冒頭、野々村チェアマンは次のように述べた。

○野々村芳和チェアマン
「まず今日の理事会の内容というよりも、改めてになりますが先日YBCルヴァンカップ決勝が行われて、4万人近いお客様に集まっていただきました。声を出しての応援があって両クラブのサポーターがすごくいい空気を作ってくれて、これがサッカーだなというのを改めて思い出させてくれましたし、なおかつ劇的な幕切れだったことも含めてすごくいいものだったと思っています。メディアの皆様にもいろいろな切り口でたくさん伝えていただいて非常にありがたかったなと思います。

その試合でも当日に対応しましたが、決勝の前日に亡くなられた工藤壮人選手(宮崎)に黙祷をして、彼と関わった濃度にもよるのかもしれませんが、いろいろな思いを伝えることができたのかなと思います。Jリーグの現場でも各クラブのホームゲームで同じように黙祷をすることになっていくと思われますので、今週末の試合でも行われるのかなと思います。
宮崎のホームゲームがあと3回ありますが、27日と30日の試合では献花台を設置されます。

リーグ戦の方では、日曜日に新潟へ行っていました。J2はリーグ戦の全日程を終えています。新潟が優勝、2位が横浜FCで昇格ということになりました。J1参入プレーオフに進出する4チームも決定して、ここからまた、ある意味でいろいろなドラマが見られるのかなと思います。

新潟へ行って感じたのは、アルビレックス新潟のサポーターもすごく盛り上がっていて、ホームタウンの自分のクラブが1つ結果を出すことが、これだけ嬉しいんだということあの現場に行くと改めて感じさせてくれました。自分の経験も含めて、昇格を決めて優勝し、ホームに戻って勝たなきゃいけない試合ほどプレッシャーのかかるものはないのですが、町田もすごくいいプレーをしてすごく難しい試合だったと思いますが、最後は新潟の選手たちがサポーターの後押しを受けて、いい結果を出したのかなと純粋に感じました。

J1はあと2節、優勝争いと残留争いがあり非常に楽しみですし、J3では次節でいわきFCに優勝の可能性があるという事で、僕らもどこに行くのか優勝対応というのがあって楽しみにしています。

また、いわてグルージャ盛岡のオーナー兼社長に秋田豊さんが就任されるという事で、先週Zoomで話をしましたが、お互いに慣れなかったですね。秋田さんもすごく前向きで、どうやって地域のためになるかとかこのクラブをどう成長させ、また上のカテゴリーに戻っていくのか、完全にスイッチは変わっているなと感じました。

本来そこで質問するような事ではないような事までいろいろと聞いてきて、例えばアジアの選手を連れてくる事の難しさやそのメリットとか、僕が(札幌で)社長をやっていた時のことを聞かれたり、いずれにしてもスイッチが変わったと感じています。

それから、クラブライセンスで福島ユナイテッドといわきFCが初のJ2ライセンスを取得しました。Jリーグも30年経っていろいろな地域にクラブが増えてきている中で、環境や経営を含めて、もちろんピッチ内の成績もそうですが、少しでも上を目指していこうというものがある種具現化したものの1つがライセンスだと思うので、そういう意味では福島という地域に2つのクラブが近くにいながら切磋琢磨して、また日本のサッカーを成長させてくれるような場所になっていくんじゃないかと期待しています」

その他、本日Jリーグから決議事項・報告事項がリリースされています。

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