Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】2022年度第9回の理事会を開催。「まだ決定というわけではありませんが、Jリーグの新たな拠点として明治安田生命様の丸の内のビルに新しいオフィスをJリーグとして構えていくのはどうだろうか、という事を検討しています(野々村チェアマン)」

9月27日、Jリーグの2022年度第9回の理事会が行われ、理事会後WEB上で記者会見が行われた。

会見の冒頭、野々村チェアマンは次のように述べた。


○野々村芳和チェアマン
「まず、先週の台風15号で静岡県内では大きな被害を受けています。現在も断水や床上浸水しているような被害に遭われている方がいて、その方々にお見舞い申し上げます。
Jクラブでも清水と藤枝はスタジアムが雨の影響で被害にあっています。Jリーグからも現地にスタッフを派遣して、クラブとどういう対応ができるのかということを、次のゲームまでに何ができるか検討しています。
まだここで何か発表できることはありませんが、決まり次第発表したいと思います。自分にとっても地元なので、多くの方が困っているというのは間接的にも直接的にも入ってきています。ぜひ早く落ち着いた環境で生活ができるように、Jクラブも地域のためにやっていますので、クラブとしてリーグとして何ができるのか発信していけばと思っています。

クラブライセンスについて
今回岩手に新たにJ1ライセンスが交付され、これで46クラブがJ1ライセンスを持っていることになりました。Jリーグが30年経って裾野が広がってきているなということはクラブ数からも実感できる感覚と一方でクリアソン新宿がJ3ライセンスが不交付になっている現実もあります。東京23区内にJクラブがまだないですし、特にスタジアムという所では、現状のルールを当然理解していますが、やっぱり都心部と地方では状況が全く違います。今後のJリーグの将来像を考えた時に、必要な見直しはしっかり検討していきたいと前から思っていたので、今回の事を受けてというわけではありませんが、いいJリーグにするために見直しは検討していきたいと思っています。

明治安田生命との「Jリーグタイトルパートナー」契約更新に基本合意について
2015年からパートナーとして一緒に活動をさせていただいている中で、全クラブに別途パートナーとして寄り添っていただいていたり、Jクラブではないこれから上を目指すクラブにもサポートしていただいています。僕も地方に行った時に、明治安田生命の支社にお邪魔したりすることが多いのですが、やっぱりその地域でクラブを応援してもらっているなと社内を見てもすごく伝わってきます。これだけサッカーのために一緒にやっていただけるパートナーに恵まれたことは、Jリーグにとっては非常に大きな財産だと感じています。
また関連する話題として、JFAハウスを売却し移転する話がチラホラ出ている中で、まだ決定というわけではありませんが、Jリーグの新たな拠点として明治安田生命様の丸の内のビルに、新しいオフィスをJリーグとして構えていくのはどうだろうかという事を検討しています。JFAともいろいろと調整をしながら、またはJリーグの中でも検討しながら、現在進めている状況であるとお伝えします。これも明治安田生命様から良い提案をいただいていることもあって、現在検討している状況です。

Jリーグの終盤戦について
JリーグもJ1も4~5試合、J2も4試合程度、J3も8~9試合と終盤になってきているので、第3者的に見るにはすごく面白いですし、クラブ側のスタンスに立つとヒリヒリするような状況で、毎週終盤のゲームの面白さを各クラブが表現してくれると思うので、引き続きJリーグをご覧いただいて盛り上げていただけると幸いです」

その他、本日Jリーグから決議事項・報告事項がリリースされています。

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