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【ニュース】JリーグとNPB合同の新型コロナウイルス対策連絡会議を開催。「声出し応援のガイドラインを設けることで、感染拡大をしっかりと抑えながら運営することは可能であると一定レベル以上で証明できたのかなと思います(野々村チェアマン)」

9月5日(月)、JリーグとNPB合同の「第62回 新型コロナウイルス対策連絡会議」が行われ、会議後にWEB上で記者会見が行われた。

会見には感染症専門家の賀来満夫 座長(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授、東北大学名誉教授)、三鴨廣繁 氏(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)と舘田一博 氏(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)、NPB(日本プロ野球組織)斉藤惇コミッショナー、野々村芳和Jリーグ チェアマンが出席した。

会見での出席者の主なコメント(抜粋)をお届けしています。


○野々村芳和Jリーグ チェアマン
今日も世界の状況やこれから日本がどういう状況を迎える可能性があるのか、教えていただきました。
前回の会議からこの2週間で市中感染の状況も若干下がってきたこともあり、Jリーグではゲームができなくなることはありませんでしたが、以前として現場は終盤に向けてピリピリした状況が続いています。
今日の会議の中で、(産総研とJリーグによる)声出し応援の運営検証について、6月から8月15日までステップ1からステップ3までやってきましたが、その速報の報告をさせていただきました。

産総研:スポーツイベントの声出し応援に関する新型コロナウイルスの感染リスク評価
https://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/2022/nr20220905/nr20220905.html

産総研:スポーツイベントの声出し応援に関する新型コロナウイルスの感染リスク評価より

ここまでやってきて、声出し応援のガイドラインを設けることで、感染拡大をしっかりと抑えながら運営することは可能であると一定レベル以上で証明できたのかなと思います。それから声出し応援の席とそうではない席の併用も可能であると。この後説明もあると思いますが、アンケートをお客様からとった中で、声出し応援エリア・声出し応援禁止エリア共に高い満足度も得られたこともあります。今後はより多くのお客様にご来場いただけるような試合運営ならびに声出し応援エリアをどう広げていくのかについて、このエビデンスを元にして関係各所(政府、内閣官房新型インフルエンザ等対策室、スポーツ庁など)としっかり共有した上で、制限の見直しの働きかけをしていく準備はしっかりと整ったのかなと思います。

※画像は8月22日のものです。

○NPB斉藤惇コミッショナー
野球は9月に入り試合数も残り少なくなっていますので激戦が続いています。おかげさまでお客さんに非常によく入っていただきありがたく思っています。
コロナの方ですが、チームによっては選手やコーチ・スタッフの中で数名罹患者が出ていますが、現場でしっかり管理でしているので、落ち着いて遂行できています。
社会的にも罹患者が相当増えてきた結果なんでしょうかね、集団免疫や社会的免疫がある程度出ているんじゃないかと。それからあとはコロナワクチン接種が進んでおり、シーズンも完了できそうだなと見ています。

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