【ニュース】Jリーグ、54クラブの経営情報を先行発表。営業収益は前年比115%、コロナ前の規模に戻りつつある(19年度対比93%)。単年度赤字クラブは20クラブ、債務超過クラブは10クラブ。
5月26日、Jリーグは2021年度クラブ経営情報開示(先行発表)に関するメディア説明会をWebにて開催した。
今回の発表では、3月決算の(柏、湘南、磐田)を除く54クラブが対象。
会見の冒頭、クラブライセンス事務局 クラブライセンスマネージャーの大城氏は「2021シーズンは、東京オリンピックというスポーツ界のビッグイベントがありました。ただJリーグの運営という意味では緊急事態宣言が長く続く地域も多く、お客様も100%入れられない状況で、経営面では厳しいことも多いシーズンでした」とあいさつ。その後21年度の経営情報について説明を行った。
主なトピックスとして発表されたのは以下の通り。
①営業収益は54クラブ合計で1147億円となり、115%の成長率。45クラブが増収となる、全体としてコロナ前の規模に戻りつつある(19年度対比93%)
②営業費用は54クラブ合計で1,204億円となり、営業収益と同様、コロナ前の規模に戻りつつある(19年度対比97%、20年度対比105%)
チーム人件費は583億円であり、コロナ禍においても微増で推移している(19年度対比100%、20年度対比101%)
③単年度赤字クラブは20クラブ(20年度は34クラブ、債務超過クラブは10クラブ(20年度は10クラブ)であった。ただし、現時点で経営の継続(資金繰り)が困難に陥っているクラブは存在しない。
※19年度、20年度の数字も3クラブ(柏、湘南、磐田)を除いたもの

メディア説明会配布資料より

メディア説明会配布資料より

メディア説明会配布資料より