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【ニュース】第52回新型コロナウイルス対策連絡会議を開催。「マスク有りで声を出した時にどのくらいのリスクがあるのかというリスク評価と、スポーツ庁をはじめとして政府の関係省庁とは実務レベルの調整は始めています(野々村チェアマン)」

4月18日(月)、JリーグとNPB合同の「第52回 新型コロナウイルス対策連絡会議」が行われ、会議後にWEB上で記者会見が行われた。

会見には感染症専門家の賀来満夫 座長(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授、東北大学名誉教授)、三鴨廣繁 氏(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)と舘田一博 氏(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)、NPB(日本プロ野球組織)斉藤惇コミッショナー、野々村芳和Jリーグ チェアマンが出席した。

会見での出席者の主なコメント(抜粋)をお届けしています。


○NPB・斉藤惇コミッショナー
「今日はNPBが開幕以来3球団合計9試合の延期をせざるを得ない陽性者が出たことの報告をしました。やはりワクチンの効果と選手の副反応に対する疑問、これをどう説いてあげるのかということ、また今回の場合試合を中止せざるを得ないことになった理由は非常に複雑な発症であったからでした。
最初は1人陽性者が出てすぐにスクリーニング検査をしても陰性で大丈夫かと思ったら、その日や翌日に陽性者が出てしまいました。陽性者が出る日数がデルタ株の時に比べてオミクロン株ではちょっと違うなということをかなり印象付けられましたし、感染が拡大しような気配だったので中止した次第です。
後で先生方からもお話もありますが、コロナに罹ってしまうと後遺症が厳しいんじゃないかという話もありました。そうなってくると選手が後日後遺症が出て選手生命にも影響するかもしれないとなると、効果とリスクという問題が出てきます。3回目や4回目のの接種をすると、一般的には罹ることはあるかもしれませんが軽度で済むことが多く、重症化が避けられるということで、ワクチンの効果とリスクということが話題になってくると思います。改めてワクチンの効果についての説明を先生方にお願いした次第です」


○野々村芳和Jリーグ チェアマン
「Jリーグの方でもまだまだ感染者が出てきているわけですが、この会議で積み重ねた知見があるおかげで、パニックになることなるなんとか試合を行うことができています。中には監督不在でゲームをやらなくてはいけない状況の中で、選手たちはすごくいいパフォーマンスをしてくれています。
一方で、日本を代表して4クラブがACLの舞台で、タイ、ベトナム、マレーシアで戦ってくれています。中にはサポーターの方も現地に行って一緒に戦ってくれているわけですが、現地の応援スタイルとして声を出す応援を体験しながら戦ってくれています。選手・サポーターも含めて、この後どういうふうに健康状態を含めてどうなっていくのか、コロナ禍の中で応援スタイルをどうしたらいいのか、引き続き海外の例も含めて知見を高めていきたいなと考えています。
リーグとしても、今日の会議の中では話をしませんでしたが、マスク有りで声を出した時にどのくらいのリスクがあるのかというリスク評価と、それからスポーツ庁をはじめとして政府の関係省庁とは実務レベルの調整は始めています。ゆっくりにはなりますが、着実に少しずつエビデンスを積み重ねながら前へ進めていければと考えています」

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