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【ニュース】百年構想クラブとして4クラブを認定。来シーズンのJ3クラブライセンスの申請ができるのはJFL所属の高知ユナイテッドのみ。

2月28日、Jリーグの2022年度第2回の理事会が行われ、理事会後WEB上で記者会見が行われた。

この中でJリーグ100年構想クラブの審査結果について、コバルトーレ女川、東京23FC、高知ユナイテッドFC、沖縄SVを百年構想クラブとして認定が発表された。
Jリーグ百年構想クラブ 審査結果について

百年構想クラブの資格要件について(Jリーグ公式サイトより)

なお、おこしやす京都ACについては普及活動に関して条件が未充足であると判断され認定には至らず、併せて財務状況とガバナンス体制にも課題が挙げられた。なお、クラブが申請内容を大きく変更して再申請する意向を示し本日付で新たな申請をJリーグが受理したため審査は継続となる。今後改めて書類審査とヒアリング審査などを経て、5月末までの理事会にて審査結果を決議する予定となっている。

今回決議された内容について、クラブライセンスマネージャの大城亨太氏が次のように説明を行った。

「今回百年構想クラブに認められた4クラブの中で、高知ユナイテッドのみがJFLに所属しているクラブとなりますので、来シーズンのJ3クラブライセンスの申請ができるのは高知ユナイテッドのみとなります。残りの3クラブは今後JFLに昇格していただいてからのライセンス申請という形になります。

女川に関しては、まだ地域リーグということもあって、J3クラブライセンスの要件の中には売上高1.5億円というハードルがありますので事業規模を拡大していただく必要があります。スタジアムに関してはほとんど満たしているのですが今後照明を設置していただく必要があります。またこれは女川には限りませんが平均入場者数2000人という要件もありますので、そちらに向けても活動を行っていただく必要があります。

東京23FCについても事業規模と入場者数については同じです。こちらもまだJ3基準を満たすスタジアムがホームタウンの中にありませんので、新設・改修ということで対応していただく必要があります。

高知ユナイテッドについては、事業規模と入場者数に課題がありますが、スタジアムに関しては特に問題視していません。

Jリーグ入会の要件

沖縄SVについては、事業規模の拡大と入場者数の増加に加えて組織体制と書かせていただいておりますが、今後取締役会を増強していただく説明をいただいていますので心配しているものではありません。

おこしやす京都に関しては、財務基盤とガバナンスということで今回認定に至らなかった理由ではありませんが課題があると認識しています。再申請の審査の際にはその辺もきちっと確認していきたいと思います」

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