Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】Jリーグが臨時理事会を開催。2022年のJ1昇格プレーオフの決定方法は従来通りも、2023年に向けて継続議論を行うことに。

2月16日午後、Jリーグの臨時理事会が行われ、その後WEB上で記者会見が行われた。

この中で、J1昇格プレーオフの決定方法が従来通りの決定方法になったことが決議されたと発表された。

実行委員会でのここまでの議論の過程にについて樋口氏が説明を行った後、村井満Jリーグチェアマンが次のようにコメントした。

J1・J2の昇降格枠に関する議論の過程の説明資料

○村井満チェアマン
「一番右の今回の議論というところで、本来であればコロナ禍が明けて今までの状態に戻すということだったので従来方式だと思っていましたが、記載ミスで『PKで決着をつける』と書いてしまったことが議論の入り口となりました。我々の記載ミスだったので、従来通りで議論で終えることも方法論としてはなかったわけではありませんでしたが、(2019年に議論した際に)今後2021シーズンにもう一度ちゃんと議論しようという約束をしていたのにもかかわらずコロナ禍で十分その議論ができなかったので、今回ミスであったことが端緒ではありますが今できる範囲で議論をしていきましょうということで、実行委員会で何回か議論を重ねてきました。

今日の議論は4つの大枠ですが、上2つは大会方式としては従来通りです。下2つは大会方式を変えて延長・PKまでやりましょうということです。

従来通りでいくか延長・PK戦にするのか大きな分岐点になるんですがですが、それを少し分解してみると、意思を持って従来通りがいいのか、まだまだ議論が十分し尽くされてついないので、他の議論もあるので全体感を持って議論すべきということで、同じ大会方式でも2つの案に分かれています。

また、延長・PK戦決着という意味では同じですが、開催地域まで中立地でやるかもしくはJ1のスタジアムでやるかで案が分かれています。

今日はいろいろな角度から議論していただきましたが、冒頭にお約束していただいたのは、各クラブから何回も議論を尽くしてアンケートも2回行っていて、様々なクラブの意向を出していただきました。なので、理事会としてもしっかり議論していただくわけですが、これまでの実行委員会の議論をリスクペクトした上で議論をしてくださいと。また中にはJ1の実行委員やJ2の実行委員が(理事会の中に)いますが、どうしても(J1に所属する実行委員が)上がりやすくなる方法や(J2に所属する実行委員が)落ちにくくなる方法をそのポジションやカテゴリーで考えてしまいがちですが、理事会ですので(各カテゴリーの)利益代表ではないのでリーグ全体での視点での議論をお願いしますということで、議論をスタートさせました。

結論で言えば2つ目、リーグとして最終結論として着地するんですが、事前のアンケートでも(2番目の案が)数的にも多かったと理解しています。

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