【ニュース】2021年度第7回の理事会を開催。「五輪・パラリンピックが終わった後に、Jリーグがどういう思想でスポーツに向き合っていくのか、そういう視点を理事会としても共有していきましょうということでいろいろな議論がありました(村井チェアマン)」
7月26日、Jリーグの2021年度第7回の理事会が行われ、理事会後WEB上で記者会見が行われた。
会見の冒頭、村井満チェアマンは今回の理事会で話し合われたことについて次のように説明した。
○村井満チェアマン
「五輪については、開催の是非、観客の入場の是非など、様々な議論が繰り広げられていたわけですが、実際に競技会が始まると、我々はサッカーの団体ですので、なでしこそしてU24日本代表の動向にくぎ付けとなっている日々です。Jリーグの選手も数多く招集されているU24の活躍は嬉しくもありハラハラドキドキもあり、一緒に戦っている状況です。
今日は理事会に先立って、(理事会メンバーの)反町康治技術委員長の方から現在の日本代表チームの状況について、五輪を取り巻く環境や直近のリアルな情報をいろいろと共有していただきました。まだ決勝ラウンド進出が決まっているわけではありませんが、予断なくしっかり準備していますよということをお聞きしました。大変高いモチベーションとチーム関係者との強い絆でいいコンディションで前を向いているという言葉がありました。参加者一同からは『本当に応援していますよ』という言葉で今日の理事会が始まりました。原さんの方からフットボールの観点からひと言いただければと思います。
○原博実副理事長
「昨日のメキシコ戦は立ち上がりから素晴らしかったと思います。特に林選手や久保選手からのプレスが効いていて、立ち上がりからのゲームの入り方がすごくよかったなと思います。1点だけでなく2点目も取れて、海外組はもちろん鳥栖の林選手や相馬選手、田中選手も遠藤選手との関係も良くて、GKの谷選手もずっと試合に出ていてコンディションがいいなと思いました。
ただメキシコも強いチームなので、間違いなく最終戦は勝つだろうと。フランスも最後の試合で日本に2点取って勝てば日本も(グループリーグ突破が)危なくなってくるので、1試合1試合本当にいい準備をして戦ってほしいと思います。少し希望が見えたのは三笘選手や上田選手が短い時間ですが出場することができたので、ここからは選手層の厚さも大切になってくると思いますので、フランス戦もいい試合をしてグループステージを突破してほしいと思っています」
村井チェアマン
「そして理事会そのものは、今日は比較的自由闊達な意見交換の場になりました、五輪・パラリンピックが終わった後に、Jリーグがどういう思想でスポーツに向き合っていくのか、そういう視点を理事会としても共有していきましょうということでいろいろな議論がありました。
いわゆる無観客という形での競技会がメインになっていますが、従前とは違うシーンでのスポーツとの触れ合い方、こういったことを視野に入れながらリアルなサッカー場での顧客体験とバーチャルでの様々での体験での価値を両面上げていこうと申し合わされました」
また、質疑応答の中では、新規外国籍選手についての状況についての質問があり「今申請が出ているものについては(入国の)目途が付いてきています」と木村専務理事が現状を説明した。
その他、本日Jリーグから決議事項・報告事項がリリースされています。