Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】2021年度第4回の理事会を開催。「Jリーグとしても、チケットの払い戻しに関わる手数料とか無観客に関わる逸失利益を積算して(補償を)要請していくことになると思います(村井チェアマン)」

※画像は4月19日のものです。

本日、Jリーグの2021年度第4回の理事会が行われ、理事会後WEB上で記者会見が行われた。
会見の冒頭、村井満チェアマンは次のように述べた。

○村井満チェアマン
「今日、ゴールデンウイーク(GW)を控えての理事会となりました。
ご承知のようにJリーグにとってこのGWは、多くの子どもたちにサッカーを触れていただく機会で、集客の面でも普及の面でもとても大事にしている重要な時期の一つと思っています。残念ながら今回は、23日に発出された緊急事態宣言によって、東京都、大阪府、京都府、兵庫県ではリモートマッチを余儀なくされることとなりました。
そういた状況では、クラブの計画や想定も大きく狂っている状況ですが、こういう国の危機的な状況の中でそれをしっかりと受け止めて対応していこうと申し合わせました。
特に、多くのファン・サポーターの皆様には、昨年1000試合を超えるお客様を迎えた試合の中で、多くのお客様の協力で感染拡大をしない、ある意味で自負もある中ではありましたが、今回はそれを受け止めてしっかり対応せざるを得ない、そのような心情でいます。
今回の理事会の中では、そうしたコロナ禍における社会からJリーグがどのように見られているのか、Jリーグはどう対応すべきなのか、社外理事を中心に幅広くご助言をいただきました。今後とも感染防止に努めていこうと申し合わせました」

また、質疑応答では、緊急事態宣言が延長になった場合についての質問に対しては「今と状況が変わらず無観客を要請するという都道府県が存在すれば、その判断をリスペクトすることになります。その時点で判断させていただければ」としている。
なお、先日NPB・斉藤コミッショナーがチケット払い戻しに伴う手数料などを政府や自治体に求める考えを示したことについて、村井チェアマンは「Jリーグとしても、チケットの払い戻しに関わる手数料とか無観客に関わる逸失利益を積算して(補償を)要請していくことになると思います。(緊急事態宣言の発出から)中2日しかない状況の中で、様々な方々が有観客を前提に警備の手配やキッチンカーの準備など様々なことが一斉に水泡に帰した可能性があります。こうしたことをしっかりお伝えし、説明していくつもりです」としている。

その他、本日Jリーグから決議事項・報告事項がリリースされています。

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