Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】第4回Jリーグ茶話会のテーマは「Jリーグのアジアを中心とした海外戦略」。海外放映権について「2012年から比較すると10倍くらいの金額となっています。金額の規模間としてはまだまだですが、伸びしろとしては大きなポテンシャルがあると感じています(Jリーグ・小山氏)」

12月9日(水)、JリーグはWebで「2020年度第4回 Jリーグ茶話会」を開催した。これは、Jリーグの各分野の担当者がそれぞれの活動内容や近況について説明や意見交換を行う会で、今回は「Jリーグのアジアを中心とした海外戦略」がテーマとなった。(株)Jリーグ グローバルカンパニー部門の担当者が、『Jリーグのアジアを中心とした海外戦略』について、それぞれの担当者が説明を行った。

この中で、昨年新たに結ばれた2020年からの海外放映権について、小山恵氏は次のように説明を行った。

2020明治安田生命Jリーグ 海外での放映開始のお知らせ
https://www.jleague.jp/news/article/16733/

Jリーグの海外放映権について
https://www.jleague.jp/news/article/17964

「実は2019年までが前回までの放映権契約のサイクルでした。2020年からの新しい海外放映権契約に向けた交渉や各社との協議を行ってまいりました。その際に中長期的にどこを目指して行くのか、そのためには今回2020年から何をして行くべきなのか、継続的に社内で議論して、その上で各社と交渉させていただいて、2020年からの契約がスタートしています。

もちろん中長期的に収益を伸ばしていくことが大事なポイントになりますが、その過程でまだまだ海外において露出をどんどん高めていって、まずは価値を高めていくフェーズにあると思っています。収益だけにこだわっていても将来的な伸びが期待できませんし、露出もしっかり確保しながら、なおかつ収益にも順調に成長できるような販売戦略を取ってきました。

その結果、今年から3シーズン、新しい海外放映権を結ばせていただきました。

2020~2022シーズンの海外放映権契約合意のお知らせ ~電通、 China Sports Media Co., Ltd.と合意~
https://www.jleague.jp/news/article/15638

Jリーグ配布資料より。

前回の放映権料契約からは倍くらいに伸ばすことができました。アジア戦略をスタートした2012年からは10倍くらいの金額となっています。金額の規模間としてはまだまだですが、伸びしろとしては大きなポテンシャルがあると感じています」

現在、31カ国でJリーグを放映している。

このほか、特に注力されているタイでのプロモーション戦略や、海外市場調査や外国語SNSでの情報発信についても、各担当者がそれぞれの取り組みについて説明を行った。

※今回の茶話会の内容は、後日お届けする予定です。

【ニュース】タイ・バンコクでJ1全クラブ選手が登場したラッピング列車を運行開始。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ