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【ニュース】Jリーグ、50クラブの経営情報を先行発表。Jリーグ史上初めて1,100億円を突破(成長率約112.9%)。神戸がJリーグ史上最高営業収益96.6億円を計上。


5月24日、JFAハウスにて、3月決算である湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田、柏レイソル、Y.S.C.C.横浜を除く50クラブの経営情報を先行発表した。
会見にはJリーグ木村正明専務理事、青影宜典Jリーグ経営本部クラブ経営戦略部 部長 兼 クラブライセンス事務局ライセンスマネージャーが出席し、青影氏が概要の説明を行った。

説明を行う、青影宜典Jリーグ経営本部クラブ経営戦略部 部長 兼 クラブライセンス事務局ライセンスマネージャー。写真左はJリーグ木村正明専務理事。

主なトピックスとして発表されたのは以下の通り。(J1・J2・J3の表記はすべて2018年度のもの)

(1)J1・J2・J3合計の事業規模はJリーグ史上初めて1,100億円を突破(成長率約112.9%)

(2)前年と比較し、営業収益が約131億円増加(2011年以降、8年連続増加)
同時に営業費用も約118億円増加し、拡大均衡で推移

(3)中でも、ヴィッセル神戸は、Jリーグ史上最高営業収益96.6億円を計上
※これまでの最高額は、2017年の浦和レッズで79.7億円

(4)36クラブが前年より営業収益を伸ばしており、その内、15クラブが高い成長率(平均以上)を計上した

(5)増加した営業収益の投下先は、チーム人件費に最も投下されている。販売費および一般管理費も相対的に高い投下比率となった。

(6)J1・J2・J3すべてのクラブでの3期連続赤字、債務超過ゼロが2015年度から続いていたが、FC琉球に3期連続赤字が発生(※ただし、財務基準には抵触しない)

※会見での内容、コメントの詳細については後日掲載する予定です。

※2017年度の先行発表のニュース(2018年5月25日)

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