Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

「VARが全てを解決するわけではありませんが、より良いフットボールを目指していくにあたっては非常に有効だと考えています(Jリーグ・黒田氏)」VARに関するメディア説明会(1)

4月11日、JFAハウスにてVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に関するメディア説明会が行われた。
これは、2019年シーズンからルヴァンカップ・プライムステージとJ1参入プレーオフ決定戦の最大14試合にVARが導入されることに合わせ、VARのプロトコルの説明と実機を使用したデモンストレーションを見学しながら、VARについての理解を深めるために行われた。こうしたメディア向けの説明会は昨年3月にも行われている。

今回は会見での出席者のコメントを見ながら、数回に分けて説明会の様子をお届けします。

○Jリーグ・黒田卓志競技運営部長
「本日はお忙しい中お集まりいただき、今日この場に、50名を超すメディアの皆様にお集まりいただきありがとうございます。大変VARへの興味・関心を持っていただいておりますし、せっかくの機会ですので、今日はVARについて皆さまにわかりやすく皆さまにお伝えできればと考えております。

改めて本日の目的ですが、今年JリーグはルヴァンカップのプライムステージとJ1参入プレーオフの決定戦(決勝)でVARを導入することを決めています。もちろん本格導入へ向けて審判員のトレーニングは進めてはいるものの、このVARを世間の皆様に理解してもらうことが非常に大事だと思っています。そういった意味では、世間の皆様にお伝えいただくメディアの皆さまに、まずはしっかりわかりやすくお伝えし理解していただくことが重要かと思い、今日このような場を開きました。

Jリーグとしては、VARはピッチ上のクオリティを上げるために大変有効な手段だと思っています。VARが全てを解決するわけではありませんが、より良いフットボールを目指していくにあたっては非常に有効だと考えております。今年のルヴァンカップを皮切りに、VARの導入を前向きに検討したいと考えています。我々もしっかりこのVARを伝えるための工夫や努力をしていきたいと思いますが、今日を皮切りにしっかりご理解をいただきまして、情報発信にご協力いただければと思っています。どうぞよろしくお願いします。ここからは中身の方に入っていきたいと思います。日本サッカー協会小川審判委員長にも来ていただいておりますので、小川さんの方からデービッドさんにもご紹介していただきます」

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