Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

FUROSHIKIで実現するお客様向けの3つのサービスについて。「高臨場ライブビューイング」「ピッチレベルでのIT活用戦術分析ツール」「docomo Sports VR powered by DAZN」~Jリーグデジタルアセットハブに関する会見(4)~

3月14日、JリーグとオフィシャルテクノロジーパートナーのNTTグループが、スポーツデジタルメディアアセットハブ「JリーグFUROSHIKI(Jリーグふろしき)」の構築に関する会見を開いた。

Jリーグからは村井満チェアマンのほか、Jリーグメディアプロモーション出井宏明社長、日本電信電話株式会社(以下、NTT)澤田純社長、新ビジネス推進室長2020準備担当の栗山浩樹氏が登場した。
今回から数回に分けて、会見の様子などをお届けします。

(3)はこちら

Jリーグのリリース
NTTのリリース

○Jリーグメディアプロモーション 出井宏明社長
このような形でサービスの基盤になるFUROSHIKIを整備していきますが、少しだけそのFUROSHIKIの上に乗っかっていくお客様向けのサービスについても同時にトライしていきたいと思っています。

■高臨場ライブビューイング・デジタルスタジアム(仮)

1つ目はデジタルスタジアム(仮)と書いてあります。非常に臨場感の高いライブビューイングをご提案していきたいなと思っています。これは資料にも書いてありますが、例えば今年や来年ですと、様々な大きな国際大会があります。どうしてもスタジアムが思うところが使えないクラブが出てきたり、スタジアムのキャパシティ・収容人数に限りが出てきてしまいます。お客様のニーズも多様にもなっています。

例えば先ほど村井が申し上げたような、ロシアのケースのようなハイエンドなサービスを求める方もいれば、スタジアムは非常に臨場感がありますが、お年寄りの方や小さなお客様にとっては、(気温が)暑かったり寒かったり、雨が降ったりするとちょっと心配だなというニーズがあります。またはハンディキャップをお持ちでスタジアムで十分楽しみきれない人もいらっしゃいます。スタジアム体験を拡張させていきたいのが、私たちの考えているデジタルスタジアムです。派手な演出をイメージされる方がいらっしゃるかと思いますがそれも一つです。ポイントは、様々な需要に合わせて、スタジアムを拡張させるため、そのためにチャレンジをしていきたいと考えています。

こちらについては鋭意検討中ですが、5月12日の明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズ戦、ノエビアスタジアム神戸で行う試合を、東京都内のどこかでトライアルをしたいと思っています。詳細については今まさに検討しております。また皆さま方にご案内させていただきます。スタジアムを拡張させる、そんなチャレンジをしていきます。

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