基準改定に至ったこれまでのスタジアム基準の課題。①競技の公平性(インテグリティ上の潜在的脅威)②基準充足に向けた投資~スタジアム基準の改定についての会見より(2)~
12月12日、2019Jリーグ規約等(スタジアムに関する基準)改定・およびスタジアム整備補助金制度についての決議事項や報告事項について、青影宜典経営本部クラブ経営戦略部部長による説明があった。
今回のスタジアムに関する基準の改定について、青影宜典経営本部クラブ経営戦略部部長による説明を追いながら、スタジアム基準の改定についてみていきたい。
○青影宜典経営本部クラブ経営戦略部部長
この後は、今私がお話した本日お伝えしたい事項をより詳細にまとめたものです。別途ご確認いただくとして、ちょっとポイントだけかいつまんでご説明させていただきます。
そもそもなぜこういった改定をすることになったのかということが書いてあります。
Jリーグ開幕以降、スタジアム環境は大きく改善・向上してきました。Jリーグ開幕前には、茶色の芝生や夜間照明がなかったり、屋根がないスタンドでの観戦環境の中で運営していましたが、Jリーグ開幕以降、2002年FIFAワールドカップやスタジアム検査要綱を整備したり、2012年にクラブライセンスを導入されたり、そういった環境の中で、スタジアムを所有するホームタウン・自治体の皆様のご理解・ご協力もありまして、現状では大きく改善・向上しています。常緑を維持する天然芝、夜間照明も付きましたし、諸室の充実、それから屋根のカバー率の向上、トイレの数も飛躍的に向上しました。
そういった中で現状のスタジアムに関する基準等を見直した所、いくつかの課題が出てきました。
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