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【記事一覧】2017年度クラブ経営情報開示(先行発表)メディア説明会

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5月25日、JFAハウスにて、51クラブの経営情報を先行発表した。(3月決算の柏、磐田、YS横浜を除く)
会見にはJリーグ木村正明専務理事、青影宜典Jリーグ経営本部クラブ経営戦略部 部長 兼 ライセンスマネージャーが出席し、青影氏が概要の説明を行った。

今回から数回に分けて、会見でのコメントを見ながら、経営情報の概要についてお届けします。

【ニュース】Jリーグ、51クラブの経営情報を先行発表。事業規模がJリーグ史上初めて1,000億円を突破。営業利益・営業費用ともに拡大均衡で推移。

(1)Jリーグ分配金の増加(約55億円)に加え「クラブの営業努力によって営業収益(約45億円)も増加している(Jリーグ・青影氏)」

(2)営業収益の増加について 「Jリーグ配分金と各クラブの営業努力が最大の要因(Jリーグ・青影氏)」

(3)J1・J2ともに、Jリーグ分配金とチーム人件費の比率が増加。

(4)配分金を除いた営業収益の成長率について「やや鈍化しているが、依然として高い比率は維持している(Jリーグ・青影氏)」

(5)J2で2期連続赤字の京都と金沢は「ことさら今危機的な状況というわけではない」。一方J3で2期連続赤字の鳥取と琉球は「やや注意が必要」その違いは?

(6)営業収益(売上高)の推移について。増収43クラブ、減収7クラブ。J3は今回発表のすべてのクラブで増収。

(7)J1各クラブ増収の要因は?浦和は過去最高の収益。川崎Fは入場料収入とその他収入による増収。神戸は広告料収入による増収。

(8)J2・J3の営業収益について。長崎・東京Vが大幅アップ、福岡はJ2降格も営業収益はアップ。J3では今回発表の全クラブで前年比プラス。

(9)広告料収入は増収37クラブ減収12クラブ。1億円以上増加のクラブはJ1で5チーム、J2で6チーム

(10)J2クラブの前年比マイナスが目立った入場料収入。浦和が2年連続の23億円台。川崎Fが初の10億円突破。C大阪が大幅にアップした理由は?

(11)チーム人件費について。増加37クラブ、減少11クラブ。人件費を大幅に増加させた神戸、C大阪、川崎F。

(12)先行発表での補足事項(ライセンスの違い、赤字と債務超過の違い、3期連続赤字禁止ルールの改定)について

(13)「(1000億円突破は)決してこの数字で満足しているわけではなくて 今後もJリーグ全体が成長できるようにクラブと一緒に成長していければ(Jリーグ・青影氏)」

出典:howmuch.net Which Professional Sports Leagues Make the Most Money?
2016年7月1日
https://howmuch.net/articles/sports-leagues-by-revenue

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