VARの導入試験の結果について「判定の見直しは世界中の試合の中で3試合に1回の割合。極めて深刻なエラー判定の精度は、99%まで上がりました(デービッド・エラリー氏)」~VARに関するメディア説明会より(6)~
Jリーグは3月22日、JFAハウスで2018シーズンより試験導入に向けた準備を開始するVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に関するメディア説明会を開催した。説明会には国際サッカー評議会(IFAB)テクニカルダイレクター兼イングランドサッカー協会(FA)審判委員長のデイヴィッド・エルレイ氏、日本サッカー協会(JFA)の小川佳実審判委員長、Jリーグ原博実副理事長が出席した。
今回から数回に分けて、説明会での出席者のコメントをお届けしてします。
○デイヴィッド・エルレイ氏
VARはどこまでさかのぼることができるのか?(アタッキング・ポゼッション・フェーズ)
VARはどのくらい前までの出来事まで遡れるのか。
ゴール、あるいはPKにつながった攻撃での始まりの場面まで戻ることができます。これに含まれるのが、オープンプレー(攻撃側)のチームがどのようにポゼッションを得たのかということです。これは『アタッキング・ポゼッション・フェーズ(APP)』という名前で知られています。
※過去の映像が流される
得点が入りましたが、攻撃がDFに対してファウルをしたからこそゴールできたので、認められないということです。
※昨年の昇格プレーオフ・名古屋vs千葉戦より
これはハンドです。VARが入ると、この得点は認められません。
リプレーの使い方
重要なことは正しい角度、スピードを使うということです。
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