Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

「ルヴァンで若い選手を使い、リーグ戦でその選手たちがポジションを取っていくという、いい流れができている(Jリーグ・原博実副理事長)」~PUBレポート2017WINTERメディアブリーフィング(2)~

2017年12月21日、JリーグはJFAハウスにて、J.LEAGUE PUB Report 2017 winter 発行に関するメディアブリーフィングを開催した。
今回のブリーフィングでは、フットボール面については原博実副理事長が、ビジネス面については村井満チェアマンからそれぞれ説明を行った。

PUBとは・・・
「Participate」(参加して)
「Understand」(理解して)
「Build」(共につくる)
の頭文字で、さまざまな角度から眺めたオンザピッチやオフザピッチ客観的なデータや重要戦略の進捗を振り返り、それらの変化の兆しなどをまとめている。2017シーズンのJリーグを振り返る上で、良かったことも悪かったことも包み隠さず掲載している。(PUBレポートサマリー資料より)

PUBレポート2017WINTERはこちら

(1)はこちら

○原博実副理事長

▽フロンターレの優勝、セレッソ大阪のルヴァンカップ優勝

特に今年、川崎フロンターレには優勝した直後のタイミングでは、シャーレを渡せなくて、鹿島が勝てなかったというのもあるんですけど、それくらい劇的な優勝でした。ACLで負けたりルヴァンカップで負けたりした後も、最後まで諦めないフロンターレの姿勢は素晴らしかったと思います。

ルヴァンカップではセレッソ大阪が優勝しました。去年昇格プレーオフでJ1へ上がってきましたが、1年目でリーグ戦では3位、ルヴァンカップではフロンターレを破って初優勝しました。これはセレッソの多くのメンバー、ルヴァンカップでいろいろなメンバーを使って競争させて勝ち上がってきました。そして尹監督はJリーグアウォーズで優秀監督賞も取りましたし、非常にいい勝ち方だったと思います。

それから先ほど言った通り、ACLですね。もちろん浦和も頑張りましたが、ACL制覇のために全てのJクラブが協力してくれました。例えばアウェイの遠征へ行く際には、金曜日開催に協力してもらった成果が出たと思います。もちろん浦和が頑張ったんですが、Jリーグ全体の総力を合わせた結果だと思います。

それからフットボールのところで今年の一番の大きなところは、1ステージ制に戻したことだと思います。

(残り 1432文字/全文: 2340文字)

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