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川崎フロンターレ初戴冠!【再掲載】10年2100億円をどのように使うのか(4)理念強化配分金の配分条件と配分方法を徹底解説!

2017 J1リーグは川崎フロンターレが逆転での初優勝を決め、劇的なリーグ戦は幕を閉じた。
今季は各メディアですでに報じられているように、DAZNなどの放映権契約による分配金増額が話題となった。
そこで今回は今年2月に行われた、規約・規程改訂および各種配分金に関するメディア向けの説明会での各種配分金説明のうち、理念強化配分金についての説明部分を再掲載します。

Jリーグは2月9日、2017年シーズンにおける規約・規程改訂および各種配分金に関するメディア向けの説明会を実施し、クラブライセンス交付規則における変更点、および各種分配金について説明を行った。

今回は各種分配金について、黒田卓志Jリーグ経営企画本部企画部グループマネージャーによる説明と解説をお届けする。

10年2100億円をどのように使うのか(1)リーグ価値向上に向けた『競争環境構築』と『セーフティネット整備』
10年2100億円をどのように使うのか(2)課題の整理と仕組みの見直し
10年2100億円をどのように使うのか(3)配分金の内訳を総まとめ

〇黒田卓志Jリーグ経営企画本部企画部グループマネージャー
その中で今回新たに新設する理念強化配分金ですけど、これは競技成績にもとづいて無条件に配分するわけではなく、3つの配分条件を満たし、年度毎に審査を受けた上でクラブにお支払いしますという配分金になります。

まず1つ目が、Jリーグの理念や活動方針に沿った目的で使われているか、それが事業計画書や決算書で確認できるかというのが一つ条件です。2つ目がJ1ライセンスを持っているかということです。3つ目が、これはJリーグ内の話ですけどJリーグの理事会において決議されてリーグ内で支払い決裁が下りていることです。

この3つが満たされて理念強化配分金をお支払いするということに決めています。

理念強化配分金の配分条件

①Jリーグの理念・活動に沿った目的に拠出しているか(事業計画書、決算書等において確認できること)
②クラブライセンスにおいて当該年度のJ1ライセンスを保有しており、かつ当年度のリーグ戦に参戦していること。(※J2在籍でも配分は行うが、降格救済金との二重配分は行わない)
③当年度の配分金予算執行に関して理事会において決議されており、かつJリーグ内で支払い決裁が下りていること。
※配分金決定フローおよびスケジュールについては調整中。

⇒Jリーグの理念・活動方針(Jリーグ.jp)
http://www.jleague.jp/aboutj/

その理念強化配分金なんですけど、10月の時点で傾斜(方式)か均等(方式)かという話がありましたけどそれが傾斜方式になりました。

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