【サッカー人気1位】勝ち点1を拾った感のある試合、相手次第の割合が大きいピーキ…

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【無料記事】4位浮上へ。大量得点を狙う必要性はあるが、普段通りのサッカーで最終節に挑む【2024.J3第38節 ヴァンラーレ八戸対FC大阪戦 プレビュー】

明治安田J3リーグ 第38節
2024年11月24日(日)14:00kickoff
プライフーズスタジアム

ヴァンラーレ八戸対FC大阪

 

マッチプレビュー

FC大阪は、アウェーで9位の八戸と対戦する。

 

前節、相模原と対戦したFC大阪。拮抗した試合展開が続く中、坂本修佑の決勝弾がネットを揺らし、1-0で勝利。

 

金曜開催ながら花園に集まった3,135人のサポーターが作る最高の雰囲気の中、ホーム最終戦を飾った。

 

さらに、試合の2日後には同じくプレーオフ争いをしていた八戸と沼津が敗れたことによりFC大阪のJ2昇格プレーオフ進出が決定

 

最終節の相手は、そのプレーオフ敗退が決定した八戸だ。

 

前節、惜しくもプレーオフ進出を逃したが、新井山祥智の現役引退セレモニーを控えており、八戸はチームを長年支えた選手を送り出そうと全力で勝ちに行くだろう。

 

対して、FC大阪はプレーオフ進出が決定したものの、現状で狙える最高順位の4位を狙うために3連勝でレギュラーシーズンを終えたいところだ。(J2昇格プレーオフは、年間順位上位のチームが優位となるレギュレーションのため)

 

ただ、4位に滑り込むためには、現在4位の松本山雅との得失点差での争いとなるため八戸戦は大量得点を狙う必要がある。

 

木曜日の練習取材の際にその必要を問うと、大嶽直人監督は「ここまで来たら4位を目指すのではなく、最後にFC大阪らしいサッカーで戦い続けることが大事」といたって冷静だった。

 

また、チームのエースで現在7得点の古川大悟は「いかになるべく早い時間で1点取れるか。1点取るだけじゃなく、2点、3点、4点となるべく多くの点数を取れるようにフォワード陣が頑張っていければ」と八戸戦に向けて意気込んでいた。

 

片やチーム一筋のバンディエラを送り出すため。片や4位を狙うため。

 

勝ち点3を狙う理由は異なるが、互いに勝利しか狙わないスリリング試合展開が予想されるだろう。

 

試合の注目ポイントの1つとしては、先制点がどちらのチームにに決まるのかがやはり注目だ。FC大阪は古川が言うように早めに得点し、松本山雅にプレッシャーをかけたい。

 

2つ目のポイントとしては、“どちらがよりボールを奪えるのか”だ。

 

この試合はこぼれ球奪取数の1位(八戸:1475回)と2位(FC大阪:1446回)の試合だ。(※データは、第37節終了時点。Jリーグ公式サイトより引用)

 

ボランチの要の禹 相皓(ウ・サンホ)にこのこぼれ球奪取数に関して尋ねると、「あくまでデータ。それを上回れる試合展開とゲーム運びと自分たちのサッカーをして、セカンドボールもしっかり相手より上手く勝る。僕たちもストロングだと思うので、そこをしっかり出していきたい」とあくまで最終節もFC大阪らしい前から圧力をかけるサッカーを披露する必要性があると訴えていた。

 

FC大阪としては、ボールを八戸より奪いつづけ試合の主導権を90分間握りづけたい。

 

最後に意気込みも聞いてみた。

 

「試合に出た人間はしっかりプレーして勝って、勝って大阪に戻ってきたい」(禹 相皓)。

 

まずはリーグ最終節。

 

プレーオフに向けて弾みをつけるためにもFC大阪は普段通りのサッカーを披露し、八戸から勝ち点3を奪う。

 

取材・文:中本宏樹

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