【フォトレポート】時に厳しく、時に楽しく、そして助け合い、支え合いながら前を向こう。2025シーズンがいよいよ開幕です
アビスパ福岡は9日、三井ショッピングパーク「ららぽーと福岡」にて、シーズン開幕前恒例のキックオフフェスタを行った。アビスパチアリーダーズのパフォーマンスから始まったイベントには、金明輝監督の他、コンデイション不良のために不参加だった上島拓巳を除く選手全員が参加。会場に足を運んだ約800名のファン、サポーターとの交流を図った。普段は見ることのない選手たちの素の姿に会場は大盛況。6日後に迫った開幕戦に向けて心を一つにした。2025シーズン開幕戦のキックオフは2月15日14:00。ベスト電器スタジアムに柏レイソルを迎えて長いシーズンが始まる。
オープニングアクトを務めたのはアビスパチアリーダーズ。今年も笑顔とキレのあるダンスでアビスパ福岡を後押しします。
根っからのアビスパサポーターとしてお馴染みの上野聖和さん(ワタナベエンターテインメント九州事業本部所属)。今年もMCを担当。キックオフフェスタを盛り上げてくれました。
30周年にふさわしいシーズンにした意図熱く語る結城耕造代表取締役社長。
「お忙しい中、みなさんお集まりいただきましてありがとうございます。来週、開幕戦を迎えます。選手と話してもコンディションはすごくいいというふうに聞いておりますし、先ほど明輝監督ともお話ししましたが、開幕戦もコンディションがいい選手が多いので、どの選手を使うかすごく迷っているというお話をしていました。今シーズンは30周年にふさわしい年にしたいと思いますので、ぜひ開幕戦を楽しみにしていただければと思います。
そして、みなさんといいシーズンにしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。本日はお楽しみください。
今年からチームの指揮を執る金明輝監督。これまだに築いた堅守をベースに攻撃力をアップさせてリーグ戦に挑みます。
「みなさんこんにちは。本日はお寒い中、たくさんの方にご来場いただきありがとうございます。シーズン開幕が1週間後に迫りました。チームはものすごく順調で、僕自身もワクワクするような気持ちで開幕戦を待ち望んでいます。必ず勝利しますので、たくさんの方にスタジアムに足を運んでいただき、選手の姿を見ていただき、苦しい時には選手を声援で後押ししていただければ、より勝つ可能性というものが高まると思います。ぜひ、みなさんのお力添えで1人でも多くの方にスタジアムで選手を応援していただきたいと思います。そして1年間、良い時もあれば苦しい時もあると思いますが、変わらぬご声援でアビスパを後押ししていただければと思います。1年間、よろしくお願いします」
すっかり福岡のことを気に入ってくれたシャハブ ザヘディ選手。2年目を迎える今季はエースストライカーとして昨季以上のゴールを挙げてくれることでしょう。
日本でのプレーは12年目、アビスパの選手としては6年目のシーズンを迎えます。今年もアビスパの為に、攻撃に、守備に、熱く戦ってくれるはずです。
明るい笑顔が好印象のキム ムニョン選手。来日したばかりで日本語はまだ話せませんが、仲良くなりたい選手はと聞かれて「コンチャン」と一言。紺野選手、よろしくお願いします。
SNSで募集した結果、新加入選手(左からサニブラウン ハナン選手、橋本悠選手、前田一翔選手)のゴールパフォーマンスが決まりました。
今年の目標。「頭隠して尻隠さず」と書いた湯澤聖人選手は「以前、膝でゴールを決めたので今度はお尻で決めます」とコメント。志知孝明選手は「もうすぐバレンタインデー。カカオ高めのチョコレートが欲しい」と締めくくってくれました。
お題に合わせて全員でポーズをとるジェスチャーチーム。「グラビア」のお題に、見事に5人のポーズが揃いました。
昨年の手術のリハビリは順調。今年もキャプテンとして熱い気持ちでチームを引っ張ります。
「寒い中お越しいただきありがとうございます。チームの状態は非常に良いと思いますし、先ほど社長がおっしゃったように、誰が出ても素晴らしい試合ができる、そういうチームに仕上がっていると思います。新しく入った選手と、これまでいた選手を融合して、今シーズはみなさんに楽しく、勝ち続けるアビスパをお見せできると思っていますので、ぜひ今シーズンも応援してください。今日はありがとうございました」
中締めはハナン選手と前田一翔選手による「博多一本締め」。1日も早くベスト電器スタジアムで2人の「博多一本締め」が見れることをファン、サポーターは待っています。
いろいろと目立っていた田代雅也選手。イベント終了後にメデイァの取材に答えてくれました。
「こうしてファン、サポーターの方々と触れ合う機会はなかなかないですし、休みにも拘わらずたくさんの方に来ていただいて、より期待していただいてるなという想いが強くなったとともに、その方々の想いを背負って戦う開幕戦が、より楽しみになりました。
今日は開幕前のファン、サポーターと交流の機会でしたが、ピッチの上だと、どうしても険しい表情をしていたり、サッカーに真剣に取り組んでいる姿が多いと思うんですけれど、こうして選手の人となりやピッチ外の姿を見ることができるというのはとても貴重だと思います。選手もすごく楽しかったと思いますし、選手のいろんな面を見ていただけてよかったなと思っています。ただ、他の選手の今日のパフォーマンスを見ていると、まだまだ僕のパフォーマンスにはついてこれない感じがしたので、彼らのこれからに期待したいと思います(笑)。
さて、いよいよ15日に開幕しますが、1年間を通して簡単なシーズンになるということはありません。良い時も、そうでない時もあると思うんですけれど、チーム一丸となって、一体感を大切にして、ぶれることなく勝利を目指して1年間戦い続けたいと思います。自分は守備の選手なので、とにかく無失点に抑えて攻撃陣を後ろで支え続けるというところを目標にしています。この頭も、より一層輝きを増して開幕を迎えたいと思います」
良い時もあれば、そうでない時もあるのが1年間を通して戦うリーグ戦。そんな戦いを勝ち抜くのは、どんな時も一体感を忘れずに、目標に向かって疑うことなく突き進むチーム。今年も前を向いて進むだけです。
[中倉一志=取材・文・写真]