【記者会見 J1第36節 Ｃ大阪－福岡】「自分の目と感覚を大事にして、お互いがつながっていくことが大事」／長谷部茂利

2024年11月10日 0時44分　
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2024明治安田J1リーグ 第34節
日時：2024年11月9日（土）15:03キックオフ
会場：ヨドコウ桜スタジアム／15,458人
結果：セレッソ大阪　１－０　アビスパ福岡
得点：［Ｃ大阪］田中駿汰（81分）

◎長谷部茂利監督（福岡）；
Q:試合を振り返って
「一番は永石の状態が大変心配です。試合のことよりも、ああいうことがあると本当になんか気持ち悪いというか、なんでこうなるんだろうという想いがあります。
試合には負けてしまいましたが失点の場面。もう少しあの時間帯で、私自身の采配、コーチング、交代がちょっと遅れたという感覚もありますし、失敗したなと、そういうふうに思います。０－０の状態で最後に１点を取って勝てるような、そういうゲームになりそうだったし、攻撃のところで少し自分たちがトライしているところが出かけたのもあったので、クロスが１回、ドンピシャで合えば点数は取れそうだったし、その辺はトライしていることをもう一度見直しながら、継続しながら、やり続ける。残り２試合でそういう場面が出たらいいなと、そういうふうに思っています」

Q:いろいろと課題はあったと思いますが、おっしゃる通り、アビスパが勝つならこういう展開というところまでは持っていけたと思います。あと一歩というところで、どんなところが　足りなかったとご覧になっていらっしゃいますか？
「ゴール前のところ。ペナルティマークからペナルティエリア付近の15メートル前後のところ、ゴールまで。その辺の質、もしくはゴールエリアのところでヘディングも含めて、そこの質が自分たちには足りなかった、なかった。相手にはあの１回だけあったと。他にも結構、枠にシュートを打たれたけれどよく防いだ。その守備のところで言うと、我々はよく守った、身体を張ってよく守れた、そういう場面もあったと思います。なので、勝敗こそ負け、０－１で負けましたけれども、３点、４点と取られそうな場面もあったと思いますし、自分たちが１点でも取れないこの現状は、やはり最後の質だと思います。もう少し良いボールが入れば、ヘディングなり、シュートを打つ人はうまく枠内に持っていけるのかなという気はします。阿吽の呼吸と言うんですかね。あそこに落としてくれとか、こういうふうにしてくれというのがお互いに分かっていないと、中では何も聞こえませんし、大声援でもうほとんど聞こえないですね、声は。ですから、自分の目と感覚を大事にして、お互いがつながっていくことが大事だと思うので、まだそこは足りないのかなと思います」

Q:監督もおっしゃった交代の場面ですが、相手のゴールキックのときに代えるのかなと思いましたが、代えませんでした。あれは相手のリスタートが早かったのか、それとも監督が１回待ったのか、その辺りはいかがでしょうか？
「代えたかったんですけれども四審の方が強行してくれなかったことと、こちらでもう１人、交代する選手をさらに違う選手に変えようとして確認もしていた中で、ただ２人はもう同じだったので、そのまま交代してもらいたかったんですけれど、その中でのコミュニケーションが円滑に取れていなかったので、そこですぐに始まってしまったというのがあります。１人、ちょっと足を痙攣していた選手がいたので、その選手をやはり代えた方がいいんじゃないかということになりまして、少し時間がかかってしまったときに失点をしてしまった。もう少し、あと３分でも５分でも早く動けば違った結果になったかなと思います」

Q:永石選手について、まだ試合は終わったばかりですが、今の時点でどういう状態か教えていただけますか？
「分からないです。病院に行きました。脳震盪の疑いです。鼻字が止まっていなかったかな、結構な感じでした。私は映像を見てないんで、どういうふうにしてああいうふうになったのか。もうだいぶ疲弊してるというか、もう言葉も発することができない、そういう状態でした」

Q:永石選手にアクシデントがあったあとは村上選手がゴールを守りました。失点はありましたけれども、その他にピンチを防ぐ場面も結構あったと思います。村上選手のプレーぶりについて、どのようにご覧になっていらっしゃいますか？
「いつも通り良いプレーもありましたし、パスを繋ぐところで１回外に出してしまいましたけれども、でも基本的にはいつも良い準備をして、チャンスが来たらやるぞというスタンスで、試合に出た時にはいつも良いプレーをする。それが我々ゴールキーパー陣の持ち味というか、準備が良いし、プレーできるというところなので、今日のところは負傷での交代でしたけれども、非常に良かったと思います」

［中倉一志＝取材・構成・写真］